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[2008年7月3日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2008年5月分)

 2008(平成20)年5月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために6件実施した。これらの中で「携帯電話機の水濡れによる不具合」については、資料を作成し消費者に広く情報提供を行った。

 商品テストの累計実施件数は16件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 0 (0) 4 (4) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 2 (1) 0 (0) 0 (0) 6 (5)
当月までの累計件数 0 10 0 0 1 4 0 1 16

テスト結果の概要

商品名:携帯電話機の水濡れによる不具合(記者公表)

経緯及びテスト依頼内容

消費者アンケートで携帯電話機の使用実態や水濡れトラブルの経験を明らかにするとともに、使用実態を反映したテストを実施した。

テスト結果の概要

アンケート調査では、雨天の屋外で雨滴がかかる、濡れた手で操作するなど、水で濡れる可能性がある状況を日常的に経験している人が多くいた。テスト結果では、このような環境で繰り返し使用すると、やがて動作に不具合が発生して使用不能になったり、水濡れ判定シールがにじんでしまうことがあった。

商品名:土鍋

経緯及びテスト依頼内容

土鍋の縁から白い泡が吹き出て黒くなる。今までに土鍋を使用して、このような現象になったのは初めてである。鉛等が溶け出したりしてないか調べてほしい。

テスト結果の概要

鍋から噴出してきた物質を調べたところ、主に塩化ナトリウムと推定された。なお、陶磁器の容器は、食品衛生法において、鉛とカドミウムの溶出基準を満たしていなければならないが、苦情品について、この方法に準拠して溶出試験を行ったところ、鉛とカドミウムは基準を満たしており、問題なかった。

商品名:電気座布団

経緯及びテスト依頼内容

就寝中、電気座布団を布団の中で電気あんかとして使用していたところ、電気座布団と寝具が焦げていた。焦げた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の変色は、両面テープ及び接着剤によって固定されていたヒーター線が外れて変色部に集中し、局所的に温度が上がったことが原因と考えられる。ヒーター線が移動した原因については、相談者が使用上の注意(就寝時の暖房器として使用しない)を怠っていたこともあるが、ほとんどのヒーター線が固定された位置からずれていることから、ヒーター線を固定する接着力に問題があったと考えられる。

商品名:セラミックファンヒーター

経緯及びテスト依頼内容

セラミックファンヒーターを購入して使用していたところ、差込プラグが熱くなり、においがひどく頭痛がした。においの原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

においは、吹出口やヒーター直前部の樹脂が加熱されて、発生した2,4,6-トリブロモフェノールやテトラヒドロフランであると推測された。2,4,6-トリブロモフェノールは、樹脂用の添加剤等に使用され、長期暴露により不快感、吐き気、頭痛等が起こるおそれがあるとされている。また、テトラヒドロフランは、各種樹脂、特に塩化ビニル系樹脂のコーティング溶剤等に使用され、吸入により咳、めまい、頭痛等を起こすことがあるとされている。使用時ににおいがすることがある旨は表示されているものの、使用を繰り返した後でもにおいが発生し続けていることから、このような材料を使用していることに問題があると考えられた。一方、異常な温度上昇は確認できなかった。

商品名:テーブルタップ(6口タイプ)

経緯及びテスト依頼内容

携帯電話機を充電するため、携帯電話機のアダプターを外国製のテーブルタップ(6口)に差し込んだ。充電後、テーブルタップの差込口に付いているスイッチを切ったら、突然火花が出た。火花が出た原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の内部に異常がみられず、支障なく使用可能であること、また、再現テストでプラグを短絡したときの火花と熱による変色と苦情品が類似していることから、苦情品の変色は、プラグの刃と刃の間に何らかの導電性のある異物が挟まり短絡が生じたことが原因と考えられる。

商品名:携帯電話機

経緯及びテスト依頼内容

携帯電話機を就寝前に机の上に置き充電していたところ、明け方、焦げ臭いにおいで目が覚めたら、充電していた携帯電話機周辺が発煙していた。水をかけ消火したが、電池パックは破裂し、携帯電話機周辺のもの(置き時計やカメラ等)が溶けたり焦げたりした。携帯電話機に問題がなかったか調べてほしい。

テスト結果の概要

今回の事故は携帯電話機を充電中に電池パックが膨張し、破裂したと考えられるが、電池パックが破裂した原因の特定までには至らなかった。また、電池パックに外部から大きな力が加えられた形跡がなく、携帯電話機周辺に置かれていたものによって携帯電話機本体や充電器が、熱や衝撃等を受けた損傷もないことから、相談者の使用方法に問題があったとは考えにくい。



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