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[2008年1月30日:更新]
[2007年12月26日:公表]

生のにごり酒で開栓時に栓が飛んで怪我!−眼底打撲で入院も−

 PIO-NETに、にごり酒や中汲(なかく)みの開栓時の事故事例が寄せられた。調査の結果、これらは生のにごり酒や生の中汲み(以下、「生のにごり酒」という)の栓が飛んで起こった事故であることが分かった。

 「生のにごり酒」の栓がスパークリングワインやシャンパンのように勢いよく飛ぶことがある点を消費者は十分に知らされていないと思われるため、開栓時の危険性についてテストを行い、注意を呼びかけることとした。


寄せられた事故の概要

【事例1】
 瓶入りの日本酒の栓を開ける際、栓が飛んで目に当たり、眼底打撲で入院。商品が欠陥であることを調べるための機関はないか。 (酒の種類:生のにごり酒)
(事故発生年月:2007年6月、受傷者:30歳代 男性 高知県)
【事例2】
 景品でもらった一升瓶の清酒を開栓したところ、蓋がいきおいよく飛んで眼鏡にあたり、片方のレンズにひびが入った。 (酒の種類:生の中汲み)
(事故発生年月:2007年3月、当事者:30歳代 男性 滋賀県)


テスト結果概要

 事故事例にあるように日本酒を開栓する際、実際に栓が飛ぶことがあるのか、「生のにごり酒」を用いて簡易テストを行った。その結果、いくつかの条件で中栓が勢いよく飛ぶことがあり、スパークリングワインの栓がアルミ缶を凹ますのと同程度の衝撃があった。



問題点

 開栓時に栓が勢いよく飛ぶことがあるにもかかわらず、消費者にはその危険性が想像しにくい点に大きな問題がある。単なる注意表示だけではなく、構造面を含めた、より抜本的な対策が必要と考える。

 開栓時に注意を払う必要がある旨が一目で分かるような絵表示等、危険性について予見しやすい工夫が求められる。

 にごり酒には加熱等の処理を行ったものもある。消費者にとっては、同じにごり酒でありながら、「生のにごり酒」との区別がつきにくく、混乱しがちである。



消費者へのアドバイス

  • 「生のにごり酒」は酵母が生きており、開栓時に飛栓することがあるため、必ず注意表示を読んだうえで、周囲に人や物がないことを確認してから開栓すること
  • 「生のにごり酒」は開栓時の飛栓の衝撃はかなり強い製品もあるため、十分注意すること
  • 「生のにごり酒」とにごり酒は、その性質が異なるので、「生のにごり酒」を振ったりしないよう、取扱いには気をつけること


動画

※大きな音がします。視聴に際して、ご注意ください。




本件連絡先 相談調査部危害情報室
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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