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[2007年12月7日:公表]

今月の原因究明テスト実施状況(2007年10月分)

 2007(平成19)年10月の原因究明テストの受入件数は7件であった。受け入れの7件は、国民生活センター各部から依頼のもの2件、消費生活センター及び行政機関から依頼のもの5件であった。商品分類別の内訳は、住居品2件、保健衛生品1件、教養娯楽品1件、車両・乗り物2件、土地・建物・設備1件である。今年度の受入件数の累計は34件となった。

 テストを実施し回答した件数は9件であった。実施・回答した9件は、国民生活センター各部から依頼のもの1件、消費生活センター及び行政機関から依頼のもの8件であった。商品分類別の内訳は、住居品4件、保健衛生品1件、教養娯楽品2件、車両・乗り物2件である。今年度の実施件数の累計は35件となった。


テスト受入状況

テスト受入件数(( )内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 0 (1) 1 (1) 0 (1) 0 (0) 0 (1) 0 (1) 1 (2) 0 (0) 2 (7)
消費生活センターおよび行政機関 0 (0) 1 (12) 0 (0) 0 (0) 1 (2) 1 (8) 1 (4) 1 (1) 5 (27)
その他 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0)
1 (1) 2 (13) 0 (1) 0 (0) 1 (3) 1 (9) 2 (6) 1 (1) 7 (34)

テスト受入商品等

商品名:三脚脚立

経緯及びテスト依頼内容

アルミ製の三脚脚立(首振り型)で庭仕事をしている最中に転げ落ち怪我をした。脚立の脚が曲がっていたので、脚が曲がった原因を調べてほしい。

商品名:脚立

経緯及びテスト依頼内容

作業中に使用していた脚立の支柱の一本が急に曲がり、右足を骨折した。支柱の強度に問題がないか調べてほしい。

商品名:かみそり

経緯及びテスト依頼内容

100円ショップで購入したかみそりのプラスチック部分が割れて刃で顔を切った。プラスチック部分が割れた原因を調べてほしい。

商品名:携帯電話機

経緯及びテスト依頼内容

8カ月前に購入した携帯電話機が突然通話不能となった。修理を依頼したが基板の腐食が原因という。水濡れの覚えがないので、腐食した原因を調べてほしい。

商品名:普通自動車

経緯及びテスト依頼内容

普通自動車のブレーキが利かず衝突した。ブレーキに異常がないか調べてほしい。

商品名:折りたたみ自転車

経緯及びテスト依頼内容

折りたたみ自転車に乗っていたら、左ペダルが急に折損し、右足小指を骨折した。左ペダルが折損した原因を調べてほしい。

商品名:セラミック活水装置

経緯及びテスト依頼内容

水道管に取り付けるタイプのセラミック活水装置を利用していたら、水道水に悪臭が発生するようになった。原因を調べてほしい。



テスト実施状況

テスト実施件数(( )内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 0 (0) 0 (0) 0 (1) 0 (0) 0 (1) 1 (1) 0 (1) 0 (0) 1 (4)
消費生活センターおよび行政機関 0 (0) 4 (13) 0 (2) 0 (0) 1 (3) 1 (9) 2 (4) 0 (0) 8 (31)
その他 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0)
0 (0) 4 (13) 0 (3) 0 (0) 1 (4) 2 (10) 2 (5) 0 (0) 9 (35)

テスト結果の概要

受入月:2007年8月
商品名:冷水筒

経緯及びテスト依頼内容

沸騰したお湯を冷水筒に注ぎ、麦茶のパックを入れて蓋を軽くしめ、移動しようと横の取っ手を握って持ち上げたら、冷水筒が破損し腹部や太腿部に3度のやけどを負った。破損した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情同型品による20回の繰り返しテストでは、熱湯を入れて直ぐ密封したときの本体の膨らみは大きく、通常の使い方をしたときの膨らみは苦情品と同様に小さかった。一方、再現テストでは、破裂・破損することはなかったが、微細なヒビが認められたものについて、取っ手の引張強度を測定した結果、新品に比べ約20%低下していた。しかし、その引張強度は冷水筒を満水にしたときの総重量よりかなり大きいことから、破損原因とは考えにくく原因を特定することはできなかった。

受入月:2007年8月
商品名:天ぷら鍋

経緯及びテスト依頼内容

2カ月前に購入した天ぷら鍋の底が五徳の上で動きやすいため危うく、火事を出しそうになった。危険なので鍋の底が滑りやすいか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の本体は円柱状で、鍋底が平らなため、鍋を横方向に動かすと、五徳上を鍋底が五徳と平行に動いた。ガスコンロの五徳上で鍋を片手で揺らした場合の鍋底の滑り易さをモニターテストしたところ、鍋底の最大静止摩擦力の測定結果と一致し、苦情品は、同形状・同程度の重量のものに比べては、特に滑り易いという傾向にはなかった。

受入月:2007年8月
商品名:両手鍋

経緯及びテスト依頼内容

両手鍋を使用していたところ、突然片方の取っ手が取れた。危険なので取っ手が取れた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の取っ手の芯材は、改良された品(依頼センターの情報による)の芯材と比べて幅が狭く、肉薄であった。また、苦情品の残存取っ手について、SG規格を参考に取っ手耐荷重テストを行った結果、基準を満たしていなかった。以上のことから、今回の取っ手の破断は、取っ手の強度が十分でなかったため、取っ手の芯材が使用中の荷重に耐えられなかったことにより起きたものと考えられる。

受入月:2007年7月
商品名:脚立

経緯及びテスト依頼内容

脚立の天板に乗って作業をしていたところ、脚立の支柱の1本が曲がり落下し、左腕、左右の太腿から足の甲にかけてと、顔面を強打し唇を3針縫う怪我をした。脚立の支柱の強度に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

変形した支柱と反対の昇降面の支柱2本の強度はSG認定基準及びJISによる支柱端部の曲げ試験の強度を満たしていた。変形した支柱について強度を調べることはできなかったが、板厚に差異はなく各支柱の品質は同等と考えられるので、当該支柱の強度に問題があった可能性は考えにくい。

受入月:2007年9月
商品名:ヘナ配合の白髪染め

経緯及びテスト依頼内容

ヘナ配合の白髪染めを使用したら、焼け付くような痛みがあった。友人にも同じような症状が出ている。以前染毛剤でアレルギーを起こしたことがあるので、染毛剤に含まれる酸化染料が使用されていないか調べてほしい。

テスト結果の概要

永久染毛剤に使われアレルギーの原因となる酸化染料が含まれていないかテストを行った。薄層クロマトグラフィーにより酸化染料の定性を行ったところ、苦情同型品の4色のうち、どの袋からも酸化染料は検出されなかった。

受入月:2007年9月
商品名:携帯電話機

経緯及びテスト依頼内容

購入して2カ月ほどで通話不能となり、修理に出して分解してもらった結果、「水濡れシールは変色していないが基板腐食による故障」といわれた。水濡れの覚えがないので、腐食した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

内部観察の結果、金属製のカバーと基板に液体が乾燥した跡が確認されるとともに、隣接する充電端子にも腐食によると思われる変色が見られた。これらのことから、充電端子のくぼみから液体が内部に浸入したと考えられる。なお、水漏れシールが反応していなかったのは、液体が浸入した跡が水漏れシールから離れた充電端子付近に限られていたためと考えられる。

受入月:2007年8月
商品名:ゲーム機

経緯及びテスト依頼内容

ゲーム機を購入して、使用したらソフトが記録されているディスクに傷が付いた。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情ディスク(1)及び(2)には白色化した傷が確認され、うち苦情ディスク(1)の傷は、使用中に苦情ゲーム機が繰り返し「フリーズ」し、解除のために電源ボタンを切・入したときに、光学部品(レンズ周り白色部品)とゲームディスクが接触するようなことがあったためと考えられる。一方、苦情ディスク(2)は、「フリーズ」やディスクに傷が付くことはなかった。また、苦情同型ゲーム機(新品)で、苦情ディスク(1)及び(2)を使用しても「フリーズ」することも、ディスクに傷が付くこともなかった。

受入月:2007年8月
商品名:小型自動車

経緯及びテスト依頼内容

1年前に購入した中古自動車が駐車中に出火した。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

今回の車両火災は、ステアリング内部の防振用の金属ウェイトの脱落によるホーンスイッチの短絡及び、その際ホーンを止めるための措置としてホーン本体のコネクターを抜いたことで、ホーンリレーのコイルが焼け抵抗がなくなったため、薄いフィルム状の配線(スパイラルケーブル)が発火したことが原因と考えられる。なお、金属ウェイトが外れた原因については、特定するには至らなかった。

受入月:2007年8月
商品名:自転車

経緯及びテスト依頼内容

自転車に乗っていたところ前かごがぐらつき、止めようとして足に怪我をした。前かごステーが折れていたが折れた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品には正面衝突などの大きな衝撃を受けた痕跡がみられたが、自転車関連のJISに前かごに関する規格がないため、強度および耐久性の検証はできなかった。一方、前かごは、前かごステーか後部の固定部分のどちらかが先に破断し、事故前からぐらつき、このぐらつきにより他の固定部分に対する負荷が増加した結果、その固定部分も破断するに至ったものと考えられる。なお、参考品を購入し、形状や寸法、硬さを比較した結果、大差がなかったことから、苦情品の前かごや前かごステーは一般的な自転車のものと大差がないと思われる。



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