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[2007年10月5日:公表]

今月の原因究明テスト実施状況(2007年8月分)

 2007(平成19)年8月の原因究明テストの受入件数は8件であった。受け入れの8件は、国民生活センター各部から依頼のもの2件、消費生活センター及び行政機関から依頼のもの6件であった。商品分類別の内訳は、住居品4件、保健衛生品1件、教養娯楽品1件、車両・乗り物2件である。今年度の受入件数の累計は24件となった。

 テストを実施し回答した件数は6件であった。実施・回答した6件は、国民生活センター各部から依頼のもの2件、消費生活センター及び行政機関から依頼のもの4件であった。商品分類別の内訳は住居品3件、光熱水品1件、保健衛生品1件、教養娯楽品1件である。今年度の実施件数の累計は21件となった。

テスト受入状況

テスト受入件数(( )内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 0 (0) 0 (0) 0 (1) 0 (0) 1 (1) 1 (1) 0 (1) 0 (0) 2 (4)
消費生活センターおよび行政機関 0 (0) 4 (11) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (6) 2 (3) 0 (0) 6 (20)
その他 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0)
0 (0) 4 (11) 0 (1) 0 (0) 1 (1) 1 (7) 2 (4) 0 (0) 8 (24)

テスト受入商品等

商品名:電気湯沸かしポット

経緯及びテスト依頼内容

11年前に購入した電気湯沸かしポットを使用中にスイッチ部から発煙した。発煙した原因を調べてほしい。

商品名:天ぷら鍋

経緯及びテスト依頼内容

2カ月前に購入した天ぷら鍋の底が五徳の上で動きやすいため危うく火事を出しそうになった。危険なので鍋の底が滑りやすいか調べてほしい。

商品名:両手鍋

経緯及びテスト依頼内容

両手鍋を使用していたところ、突然片方の取っ手が取れた。危険なので取っ手が取れた原因を調べてほしい。

商品名:冷水筒

経緯及びテスト依頼内容

沸騰したお湯を冷水筒に注ぎ、麦茶のパックを入れて蓋を軽くしめ、移動しようと横の取っ手を握って持ち上げたら、冷水筒が破損し腹部や太腿部に3度のやけどを負った。破損した原因を調べてほしい。

商品名:コンドーム

経緯及びテスト依頼内容

コンドームを使用した際に破損し、後日使用時にも再度破損した。強度に問題がないか調べてほしい。

商品名:ゲーム機

経緯及びテスト依頼内容

ゲーム機を購入して、使用したらソフトが記録されているディスクに傷が付いた。原因を調べてほしい。

商品名:小型自動車

経緯及びテスト依頼内容

1年前に購入した中古自動車が駐車中に出火した。原因を調べてほしい。

商品名:自転車

経緯及びテスト依頼内容

自転車に乗っていたところ前かごがぐらつき、止めようとして足に怪我をした。前かごステーが折れていたが折れた原因を調べてほしい。

テスト実施状況

テスト実施件数(( )内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 (0) 1 (1) 0 (0) 0 (1) 0 (0) 2 (3)
消費生活センターおよび行政機関 0 (0) 3 (6) 0 (2) 0 (0) 0 (2) 1 (6) 0 (2) 0 (0) 4 (18)
その他 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0)
0 (0) 3 (6) 1 (3) 0 (0) 1 (3) 1 (6) 0 (3) 0 (0) 6 (21)

テスト結果の概要

受入月:2007年8月
商品名:電気湯沸かしポット

経緯及びテスト依頼内容

11年前に購入した電気湯沸かしポットを使用中にスイッチ部から発煙した。発煙した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

今回の発煙事故の原因の1つとして、スタートボタン及びその周辺から入り込んだ水がマイクロスイッチ部分に浸入し、トラッキング現象(長期間の水の浸入の繰り返しにより、本来絶縁されているべき電極間に微弱な電気が流れる経路が形成され、徐々に電気が通り易くなり、ついには大きな異常電流が電極間に流れ、発熱・発火に至る現象)を起こしたものと考えられる。

受入月:2007年7月
商品名:土鍋

経緯及びテスト依頼内容

土鍋(中国製)を使用していたら、灰汁だと思われるものが溶出していた。鉛やカドミウムがどの程度溶出しているか調べてほしい。

テスト結果の概要

食品衛生法を参考にし、酢酸を用いて室温で24時間溶出試験を行ったところ、鍋本体から基準値を超える鉛が検出され、カドミウムは、基準値を下回る量が検出された。試験後、縁の銀色部分が消えており、さらに、もう一度溶出試験を行った時には鉛とカドミウムの溶出量が減少していたことから、鉛やカドミウムの主な由来はこの変色部分であると考えられた。この部分が鍋由来かどうかは不明であるが、鍋由来であれば、商品に問題があり、これまでの使用時に鉛やカドミウムがある程度溶出していたものと考えられる。

受入月:2007年7月
商品名:保冷液を封入した2重構造のジョッキ

経緯及びテスト依頼内容

保冷液を封入した2重構造のジョッキを使用していたところひびが入って、保冷液が少なくなっていた。使用されている液体に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

2重構造の商品の保冷液に添加されたことがあり、問題となったエチレングリコールは検出されなかった。食品添加物として使用されるプロピレングリコール等についても検出されなかった。ナトリウムが検出されたが、水質基準以下であることから、水道水由来のものと推測される。pH、吸光度などの性状からみても、純水と特段かわるような性質は確認されなかった。また、ジョッキ内側にひびが入っていない、またはひびが入っていても貫通していないことより、ジョッキ中の保冷液が飲料に混入した可能性は少ないと考えられる。

受入月:2007年6月
商品名:アルカリ乾電池(単1形)

経緯及びテスト依頼内容

懐中電灯に使用していたアルカリ乾電池(単1形)から液が漏れ、腕に直径1cm程度の軽度のやけどをした。アルカリ乾電池に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

事故を起こした懐中電灯は電池が逆装填状態でも点灯したこと、苦情同型品による逆装填テストで液漏れが再現され、正極端子が苦情品同様に膨張する現象が見られたことなどから、今回の事故は逆装填によって電池が液漏れした可能性が高いと考えられる。また、逆装填で負荷がかかった電池において安全弁が正常に作動したために、液漏れが起こったものと考えられる。懐中電灯に電池を装填する際には、取扱説明書や本体表示に従って正しい装填方向で電池を装填する必要がある。

受入月:2007年8月
商品名:コンドーム

経緯及びテスト依頼内容

コンドームを使用した際に破損し、後日使用時にも再度破損した。強度に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

既に使用済みである苦情品でテストを行っても、使用前の性能を維持しているとは限らないため、苦情同型品(苦情品の同ロット品)についてJISに基づく強度テストを行った結果、JIS規格に適合し、問題なかった。これより、当該苦情品が破損した原因としては、(1)製造工程などによる当該苦情品の単品不良、(2)装着方法が不適当、(3)使用中の物理的要因などが考えられるが、その原因を特定することはできなかった。

受入月:2007年5月
商品名:振動運動ベルト(健康器具)

経緯及びテスト依頼内容

振動運動ベルト(健康器具)を使用していたら低温やけどした相談があった。使用中に低温やけどになる温度になることがあるか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情同型品を調査した結果、ベルト本体において、熱源となる部分はモーターのみであった。温度の測定結果だけを考えた場合、通常10分間程度の使用であれば、直ちにやけどに至る温度ではなかった。しかし、この商品は振動を発生させる商品であり、さらに使用の際には体に巻きつけて使用するため、強く締め付けて固定すると血流が低下し、通常より低い温度で低温やけどに至った可能性も考えられる。加えて、ベルトの装着状況や着ている衣類によって、摩擦熱が発生し高温となれば、やけどに至る可能性はより高くなると思われる。