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[2007年9月6日:公表]

今月の原因究明テスト実施状況(2007年7月分)

 2007(平成19)年7月の原因究明テストの受入件数は6件であった。受け入れの6件は、すべて消費生活センター及び行政機関から依頼のものであった。商品分類別の内訳は住居品6件である。今年度の受入件数の累計は16件となった。

 テストを実施し回答した件数は4件であった。実施・回答した4件は、すべて消費生活センター及び行政機関から依頼のものであった。商品分類別の内訳は光熱水品1件、教養娯楽品2件、車両・乗り物1件である。今年度の実施件数の累計は15件となった。

テスト受入状況

テスト受入件数(( )内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 0 (0) 0 (0) 0 (1) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (1) 0 (0) 0 (2)
消費生活センターおよび行政機関 0 (0) 6 (7) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (6) 0 (1) 0 (0) 6 (14)
その他 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0)
0 (0) 6 (7) 0 (1) 0 (0) 0 (0) 0 (6) 0 (2) 0 (0) 6 (16)

テスト受入商品等

商品名:土鍋

苦情の申出内容

土鍋(中国製)を使用していたら、灰汁だと思われるものが溶出していた。鉛やカドミウムがどの程度溶出しているか調べてほしい。

商品名:保冷液を封入した2重構造のジョッキ

苦情の申出内容

保冷液を封入した2重構造のジョッキを使用していたところひびが入って、保冷液が少なくなっていた。使用されている液体に問題がないか調べてほしい。

商品名:水洗トイレ用芳香洗浄剤

苦情の申出内容

銀イオンで除菌とうたっている水洗トイレ用芳香洗浄剤について、除菌効果があるような濃度の銀が含まれているかどうか調べてほしい。

商品名:敷き布団・掛け布団・肌掛け

苦情の申出内容

「中綿シルク(絹)100%」の布団及び「身生地シルク100%」の肌掛けを購入したが、表示どおりにシルクが使用されているかどうか調べてほしい。

商品名:テーブルタップ

苦情の申出内容

テーブルタップ(4口コード)にテレビとビデオをつないで使用していた。残りの差込口にゲーム機をつないだところ、テレビ画面がパチパチしてテーブルタップの差込口が焼け焦げた。テーブルタップが焼け焦げた原因を調べてほしい。

商品名:脚立

苦情の申出内容

脚立の天板に乗って作業をしていたところ、脚立の支柱の1本が曲がり落下し、左腕、左右の太腿から足の甲にかけてと、顔面を強打し唇を3針縫う怪我をした。脚立の支柱の強度に問題がないか調べてほしい。

テスト実施状況

テスト実施件数(( )内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (1) 0 (0) 0 (1)
消費生活センターおよび行政機関 0 (0) 0 (3) 1 (2) 0 (0) 0 (2) 2 (5) 1 (2) 0 (0) 4 (14)
その他 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0)
0 (0) 0 (3) 1 (2) 0 (0) 0 (2) 2 (5) 1 (3) 0 (0) 4 (15)

テスト結果の概要

受入月:2007年3月
商品名:アルカリ乾電池(単3形)

経緯及びテスト依頼内容

新しいラジオに100円ショップで買い置きしていたアルカリ乾電池(単3形)2本と新しく購入した同型の乾電池2本を入れて1週間使用したら、突然、電池が破裂した。破裂した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

電池が破裂した原因は、ラジオ電池ボックスの負極電極スプリングが電池の負極端子の中心に接触しないため、電池が正しく装填されなかったことや外装ラベルが剥がれたことなどにより電極間短絡が発生して電池の内圧が上がったが、その際に電池の破裂を防ぐ安全弁が正しく作動しなかったためと推定される。なお、苦情品及び苦情同型品の電池は絶縁リングが付いていないため、絶縁リングが付いているものに比べると電池が正しく装填されなかった場合や外装ラベルが剥がれた場合に電極間短絡が発生しやすい。

受入月:2007年4月
商品名:ボタン電池を使用した耳かけ型アラーム

経緯及びテスト依頼内容

寝過ごし防止のために耳かけ型アラームを購入した。使用中に交換して1カ月ボタン電池が破裂し、耳鳴りが残り通院中である。ボタン電池が破裂した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品のアラームは部品の一部に欠損が見られたが、正常に動作することが確認され、内部についても苦情同型品と大きな違いは見られず、短絡等の跡も見られなかった。今回のアルカリボタン電池の破裂は、何らかの理由により内圧が上昇したことが原因と考えられる。しかし、内圧の上昇については破裂の原因となる異常が観察されなかったことや、苦情同型品及び、同型で使用推奨期限が同じアルカリボタン電池に異常が見られなかったこと、過酷な条件で再現試験を行っても事故が再現されなかったことから、原因を特定することはできなかった。

受入月:2007年3月
商品名:振動運動ベルト(健康器具)

経緯及びテスト依頼内容

振動運動ベルト(健康器具)を購入し、初めて太ももに巻き5分間位使用したら2度のやけどを負った。やけどの危険がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品及び苦情同型品を調査した結果、ベルト本体において、熱源となる部分はモーターのみであった。温度の測定結果だけを考えた場合、通常10分間程度の使用であれば、直ちにやけどに至る温度ではなかった。しかし、苦情品は振動を発生させる商品であり、さらに使用の際には体に巻きつけて使用するため、強く締め付けて固定すると血流が低下し、通常より低い温度で低温やけどに至った可能性も考えられる。加えて、ベルトの装着状況や着ている衣類によって、摩擦熱が発生し高温となれば、やけどに至る可能性はより高くなると思われる。

受入月:2007年6月
商品名:小型自動車

経緯及びテスト依頼内容

ブレーキが利きづらく1カ月点検で点検してもらったが、その後も時々利きが悪いときがあった。まだ購入して1年も経たないが、走行中にブレーキが利かず事故を起こした。ブレーキに問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

調査時点では、保安基準を十分満足する制動力が得られているが、後輪ブレーキが高温に曝された痕跡から、一時的にフェード現象(長く続く下り坂でブレーキを頻繁に使った時などに、ブレーキの摩擦面の温度が高くなって摩擦力が低下し、利きが悪くなってくる現象)やベーパーロック現象(油圧式ブレーキのホイールシリンダーやブレーキパイプの中でブレーキ液が気化し、ペダルを踏んでもフカフカしてブレーキが利かない現象)が発生しブレーキの利きが悪くなっていた可能性がある。しかしこのような状態が、事故時に発生していたかどうかの特定はできない。