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[2007年9月6日:公表]

高齢者に急増!生命保険の販売トラブル

実施の理由

 全国の消費生活センター等に寄せられる生命保険に関する相談をみると、最近の傾向として、契約者の高齢化がみられる。

 相談事例をみると、契約内容に関する不十分な説明や、高齢者に適合しない保険の販売など、営業職員や代理店の販売方法に起因するトラブルが多い。なかには、子や孫を被保険者とする保険を高齢者に契約させ、年数百万円もの高額な保険料を支払わせるなど、非常に問題のあるケースが一部の生命保険会社に見られる。

 そこで、高齢者の生命保険契約に関する相談の問題点をまとめるとともに、トラブルの一層の防止を社団法人生命保険協会に要望する。



PIO−NETにみる相談の概要

 生命保険に関する相談は近年、増加傾向にある。契約者の年齢が70歳以上の相談は、今年度(4月〜7月)はすでに650件の相談が寄せられており、前年同期(2006年4月〜7月)の相談件数288件を大幅に上回っている。



相談の特徴

 高齢者の生命保険契約に関する相談をみると、

  • 「資産運用」や「個人年金」をうたった保険を勧誘されている
  • 子や孫を被保険者とする保険を契約させられている
  • 本人の意に反して、契約内容を書き換えられている
  • 高額な保険料を支払わされている


といった特徴がみられる。



相談事例からみる問題点

  1. (1)病気やケガに備えたお金が必要な高齢者に、契約期間が長く、中途解約すると「元本割れ」する保険を契約させている
  2. (2)子や孫を被保険者とした保険の契約であることなど、契約の重要な内容について、高齢者に理解させていない
  3. (3)高齢者の収入や資産に比べて、高額な保険料の支払いをさせており、高齢者は「保険料を支払えない」状態にまでなっている


高齢者の保険契約にあたっての注意点

  1. (1)複雑な仕組みの保険を、高齢者一人で契約することは避け、家族など周りの人に相談するなど、熟慮したうえで契約すること
  2. (2)年齢や健康状態等から、無理をして高額な保険料を支払ってまで保険に加入する必要があるか、よく考えること
  3. (3)万が一トラブルにあったり、契約内容がおかしいと思ったら、なるべくはやく最寄りの消費生活センター等に相談すること


社団法人生命保険協会への要望

  1. (1)営業職員等は適合性原則を遵守し、説明責任を果たすこと
  2. (2)高齢者への販売勧誘ルールを設け、遵守すること
  3. (3)契約内容が高齢者に適合したものなのか、実質的に審査機能を果たすこと
  4. (4)営業職員等の教育に、より一層取り組むこと


要望先

社団法人生命保険協会




本件連絡先 相談調査部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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