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[2007年9月5日:更新]
[2007年8月15日:公表]
ドライアイスを入れたペットボトルが破裂し、けがをしたという事故の情報が国民生活センターに寄せられている。また、本年8月5日には大阪府東大阪市で、ドライアイスを入れたペットボトルを中学生が公園の砂場に埋めたところ、遊んでいた小学生が直後に掘り出し、その拍子に破裂し破片で一人が大けがをする事故も起きている。
このような事故が依然なくならないのは、密閉容器にドライアイスを入れることの危険性が十分に伝わっていないためと思われる。そこで、国民生活センター危害情報室では同種事故の調査を行い、注意を促すこととした。
ドライアイスをペットボトルなどの容器に入れたところ破裂したという事故の事例が6件(PIO-NETに1件、協力病院に4件、消費者トラブルメール箱*注1に1件)寄せられている(2007年7月31日現在)。
*注1:「消費者トラブルメール箱」:消費者被害の実態をリアルタイムで把握し、消費者被害の防止に役立てるためにホームページで消費者からの情報を集めている。相談受付ではないため、これにより具体的なアドバイスやあっせん処理は行わないが、寄せられた情報を元に、必要に応じて調査・分析・検証などを行い、消費者被害の未然・拡大防止に役立てている。
*注2:( )内の年は事故発生年。
事故状況を参考に検証を行った。
ペットボトルに水とドライアイスを入れ、すぐにキャップをして様子を見た。その結果、わずかな時間で大きな音と共に勢いよくペットボトルが破裂することがあるなど、ドライアイスをペットボトルのような密閉容器に入れ、キャップをするのは非常に危険であることが分かった。
破裂の原因は、ドライアイスがペットボトル内で急激に気化し、内圧が高まることによって、ペットボトルが強度的に耐えられなくなった結果である。
国民生活センターでは以前にも、飲み残しペットボトル飲料の破裂による事故事例をもとに、消費者に注意を促している(*参考)。
今回紹介した事例や、当センターで検証した結果、ペットボトルのような密閉容器にドライアイスを入れ、キャップを閉めて密閉状態にすると、固体から気体に昇華して急激に膨張したドライアイスの圧力で破裂することがある。
破裂した容器は破片が広範囲に飛び散り非常に危険である。また、たとえ破裂しなくても、ドライアイス注入後の開栓なども状況により事故につながることもある。
以上のことから、ペットボトルのような容器にドライアイスを入れて密閉することは厳に慎むべきであり、東京消防庁など公的機関からも注意情報が出ている。
また、冒頭で紹介した本年8月5日のペットボトルの破裂事故のように、例えば子どもがいたずらで、密閉した容器にドライアイスを入れ破裂させて他人にけがをさせたりした場合には、親の責任が問われることにもなる。
被害者が青少年に多く見られることから、同様な事故が起きないように学校側でも注意喚起することが望まれる。
内閣府国民生活局消費者調整課
文部科学省生涯学習政策局男女共同参画学習課
文部科学省初等中等教育局初等中等教育企画課
文部科学省スポーツ・青少年局青少年課
社団法人全国清涼飲料工業会
ペットボトルの破裂事故に関する国民生活センターの情報提供関連
本件連絡先 相談調査部 危害情報室
電話 03-3443-6223
[報告書本文(PDF)] ドライアイスを入れて密閉したペットボトルが破裂して大けが!!(363KB)
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