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[2007年5月23日:公表]

死亡事故2件発生 こんにゃく入りゼリーの事故
−子どもや高齢者に与えないこと!−

事故の概要

【事例1】
 2007年3月23日、学童保育でおやつとして支給されたこんにゃく入りゼリーを食べたところ、喉に詰まらせ、救急車で搬送されたが亡くなった。
(7歳男児 東海地方)

*本事例は現在、弁護士に委任しているところです。

【事例2】
 2007年4月29日、祖父母宅でこんにゃく入りゼリーを食べたところ、喉に詰まらせ、救急車で搬送されたが、5月5日亡くなった。
(7歳男児 甲信越地方)

*本事例は現在、当センターにて相談処理中です。



こんにゃく入りゼリーの危害・危険について

危害・危険件数の推移(注1)

年度危害危険
合計141
199730
199801
199910
200010
200110
200200
200320
200400
200520
200620
200720

(注1)PIO-NETより作成。件数は2007年5月23日までの登録分。また、「危害」とは、実際にけがをした情報のことをいう。「危険」とは、けがはしなかったが、そのおそれがある情報のことをいう。

危害(14件)について

[1]被害者の年代別件数(不明1件)

年代件数
10歳未満8
10歳代1
20歳代0
30歳代1
40歳代1
50歳代2
60歳代以上0

[2]危害程度(不明2件)

治療期間件数
1週間未満2
1週間以上〜2週間未満1
3週間以上〜1ヶ月未満0
1ヶ月以上0
死亡3
医者にかからず6


海外の対応

FDA(米国食品・医薬品局)は警告と回収を実施(注2)

 FDAは、こんにゃく入りゼリー等によって、窒息の被害が起きる可能性があることを消費者にたびたび警告しており、こんにゃく入りゼリー等を見かけたら連絡するよう呼びかけている。

(注2)詳細はFDAホームページ「Konjac Candy Recalls」参照。

EUではこんにゃく入りゼリーを禁止

 2003年5月19日、EUはゼリー菓子へのこんにゃく使用許可を撤回する決定を行い、以降、いわゆる「ミニカップゼリー」を含むゼリー菓子にこんにゃくを使用することは禁止されている。



消費者へのアドバイス

 当センターは、こんにゃく入りゼリーの事故に関して、消費者被害の未然・拡大防止の観点から繰り返し情報提供をしており、2006年11月にも「こんにゃく入りゼリーの事故−幼児、高齢者はとくにご注意!−」との注意情報を公表したところである。しかしながら、今般、こんにゃく入りゼリーによる死亡事故が2件発生した。

 厚生労働省医薬食品局審査管理課発行の「平成17年度家庭用品に係る健康被害病院モニター報告」には、『飴やこんにゃくゼリー等は、大きさや形状、硬さのために誤飲事故の原因となりやすいため、特に注意する必要がある。このような食品は、気道に入ってしまうと摘出が困難であり、重篤な呼吸器障害につながるおそれがあり、乳幼児にそのまま食べさせること自体禁忌である。』と記載されているが、今回の2事例はいずれも7歳の子どもで発生しており、これまでの2〜3歳程度の幼児の事故とは異なっている。特に、【事例2】では、製品の注意書きに「もし喉に詰まったときは背中を叩いて取り出して下さい」と記載されていたが、事故が発生したときに相談者が当該処置を施しても全く取り出すことができず、駆けつけた救急隊員が医療用の器具を用いて取り出したという状況だった。

 こんにゃく入りゼリーで引き続き重大事故が続いている現状に鑑みると、事故の再発を防ぐための明確な方策が示されない現状においては、こんにゃく入りゼリーは子どもや高齢者に食べさせることを控えるべきである。



参考:当センターがこれまでに実施したこんにゃく入りゼリーに関する注意喚起

(1)こんにゃく入りゼリーで、死亡事故が起きています!(1995年10月16日)
(2)乳幼児には危険!?一口サイズのこんにゃく入りゼリー(1995年11月1日)
(3)続発!一口サイズのこんにゃく入りゼリーによる死亡事故(1996年6月21日)
(4)一口サイズのこんにゃく入りゼリーによる死亡事故がまた起きました(1996年7月12日)
(5)お年寄りも死亡!一口サイズのこんにゃく入りゼリー(1996年8月14日)
(6)ソフトタイプこんにゃく入りゼリーでも窒息事故 幼児には与えない方が無難(1997年9月5日)
(7)こんにゃく入りゼリーの事故−幼児、高齢者はとくにご注意!−(2006年11月13日)




本件連絡先 相談調査部危害情報室
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。


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