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[2007年1月10日:公表]

今月の原因究明テスト実施状況(2006年11月分)

 2006(平成18)年11月の原因究明テストの受入件数は3件であった。受け入れの3件は、すべて消費生活センター及び行政機関から依頼のものであった。商品分類別の内訳は、食料品1件、住居品1件、車両・乗り物1件である。今年度の受入件数の累計は30件となった。

 テストを実施し回答した件数は8件であった。実施・回答した8件は、国民生活センター各部から依頼のもの2件、消費生活センター及び行政機関から依頼のもの6件であった。商品分類別の内訳は食料品1件、住居品3件、教養娯楽品2件、車両・乗り物2件である。今年度の実施件数の累計は42件となった。


テスト受入状況

テスト受入件数(( )内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 0 (1) 0 (1) 0 (0) 0 (0) 0 (1) 0 (2) 0 (0) 0 (0) 0 (5)
消費生活センターおよび行政機関 1 (3) 1 (11) 0 (0) 0 (0) 0 (2) 0 (2) 1 (7) 0 (0) 3 (25)
その他 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0)
1 (4) 1 (12) 0 (0) 0 (0) 0 (3) 0 (4) 1 (7) 0 (0) 3 (30)

テスト受入商品等

商品名:味噌

経緯及びテスト依頼内容

訪問販売で高額な味噌を購入した。賞味期限が長いので、「塩分控えめ」という表示が適正か、また「無添加」と表示されているが、保存料が使われていないか調べてほしい。

商品名:ビルトイン型ガスオーブンレンジ

経緯及びテスト依頼内容

14年間使用しているガスオーブンレンジからきなくさい臭いがし、小さな爆発音がして扉が開き、火が出た。コントロールパネルも操作不能であった。発火した原因を調べてほしい。。

商品名:幼児用自転車

経緯及びテスト依頼内容

3年前に購入したペダルが取り外しできる幼児用自転車を使用中、ペダルを止める爪が折れて転倒し、手足にかすり傷を負った。危険なので折れた原因を調べてほしい。



テスト実施状況

テスト実施件数(( )内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 0 (1) 1 (1) 0 (0) 0 (0) 0 (1) 1 (2) 0 (0) 0 (0) 2 (5)
消費生活センターおよび行政機関 1 (4) 2 (16) 0 (0) 0 (3) 0 (2) 1 (3) 2 (9) 0 (0) 6 (37)
その他 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0)
1 (5) 3 (17) 0 (0) 0 (3) 0 (3) 2 (5) 2 (9) 0 (0) 8 (42)

テスト結果の概要

受入月:2006年11月
商品名:味噌

経緯及びテスト依頼内容

訪問販売で高額な味噌を購入した。賞味期限が長いので、「塩分控えめ」という表示が適正か、また「無添加」と表示されているが、保存料が使われていないか調べてほしい。

テスト結果の概要

一般的な信州味噌に比べ、苦情品のナトリウムの低減割合は16〜22%だった。「みその表示に関する公正競争規約」を参考にすると、「塩分控えめ」の強調表示は食塩の含有量が低い旨を強調する場合の条件に該当していたが、この規約では同種の標準的なみそと比べた相対表示が望ましいとされているものの、そのような表示はなかった。味噌に保存料として使われるソルビン酸の含有量を分析したが、含まれていなかった。

受入月:2006年6月
商品名:電気敷毛布

経緯及びテスト依頼内容

朝起きたら、右手小指をやけどしていた。電気敷毛布が温まらないなど異常があるので調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品は正常に温度制御していたほか、ヒーター線の破損等もみられなかった。「事故後に電源を入れても温まらなかった」との申し出は、電気毛布の性質上、電源を入れてもただちに温度上昇しないことや、布団に覆われていないとさほど温度が上がらない等の理由が考えられる。苦情品やコントローラー部分等の表面は、やけどを生じるほどの温度は確認されなかったことから、苦情品でやけどしたとは考えにくい。

受入月:2006年6月
商品名:蛍光灯卓上スタンド

経緯及びテスト依頼内容

使用中、蛍光灯卓上スタンドから突然白煙が出て、焦げたような臭いがした。発煙した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の蛍光ランプは点灯はするが、点滅を繰り返す寿命末期であった。そのため、インバータ回路内の高周波変換回路部に過電圧が繰り返し加わるなどし、トランジスタや電解コンデンサが焼損したという可能性が考えられるが、原因は特定できなかった。

受入月:2006年9月
商品名:踏台

経緯及びテスト依頼内容

踏台を購入して使用したところ、天板が沈んで転倒し右足首、膝、右手首を怪我した。強度等に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情同型品では天板の外側に荷重が集中すると、最大使用荷重以下の荷重であっても苦情品と同じ個所に変形が生じた。参考品には変形がみられなかったことから、苦情品は、天板の上で姿勢を変えるなど、日常的な使用において目に見える変形を生じ、強度不足の可能性が考えられた。

受入月:2006年8月
商品名:健康器具

経緯及びテスト依頼内容

1年位前に購入した自転車型の健康器具をこぐと、テレビの画面が乱れる。テレビの画面が乱れる原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品から発生する大きな電磁波が、テレビの受信映像に「乱れ」を起こしたものと考えられる。苦情品から発生する電磁波に関しては法的な規制がないものの、他の電気製品に及ぼす影響の面から考えると、改善が必要と思われる。

受入月:2006年8月
商品名:首用ストレッチ器具

経緯及びテスト依頼内容

首用ストレッチ器具(首に巻いて空気を注入すると、商品がふくらみ首筋を伸ばすという器具)を使用したところ、首が伸びるより先に首が絞まり失神しそうになった。商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

モニターテストでは苦情品使用時に失神などの症状を呈したモニターはおらず、脳内の酸素飽和度にも顕著な変化はみられなかった。しかし、苦情同型品は膨らませると内径が狭まるため、参考品に比べて内頸・外頸動脈起始部付近に高い圧力がかかり、使用時に「頭から血の引くような感覚」を覚えたと答えたモニターもいたことから、苦情内容のような症状を生じる可能性も考えられる。

受入月:2006年10月
商品名:電動自転車

経緯及びテスト依頼内容

使用者が購入した後に一部を組み立てる電動自転車が、数か月で2回パンクした。修理して使用したところ、走行中にペダルがロックし、グリップを強く握った途端グリップが抜け倒れそうになり足首を痛めた。危険なのでペダルがロックした原因とグリップの強度を調べてほしい。

テスト結果の概要

後輪中心部にあるチェーンがかけられているギアの内部に雨水が浸入して赤錆が発生し、それにより円滑に回転できなくなった鋼球の一部が割れ、その破片が中心部内で挟まり、ロックしたものと推定される。また、グリップの離脱力はJISの基準から判断すると極端に小さいとは言えないが、横倒しにした車体を引き起こすような場合に十分耐えられるかは判断できなかった。ハンドルが下向きに取り付けられていたため、通常より引き抜く方向に力がかかりやすかったと考えられる。

受入月:2006年10月
商品名:折りたたみ自転車

経緯及びテスト依頼内容

購入したばかりの折りたたみ自転車で走行中、下り坂で左ブレーキが効かず転倒し大怪我をした。ブレーキに問題がないかどうかを調べてほしい。

テスト結果の概要

前ブレーキのレバーを引く力を測定したところ、後ブレーキのレバーと比較して4倍以上と大きなものであった。また、制動距離を測定したところ、前後ブレーキを併用した場合はJISの基準を満たしていたものの、前ブレーキのみを使用した場合は利きが鈍く制動距離が長くなり、前後ブレーキのバランスが悪いと言えた。しかし、相談者の申し出にあった「左ブレーキ(=後ブレーキ)が効かなかった」という現象は確認できなかった。



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