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[2006年8月4日:公表]

車載ジャッキを使用する際の安全性

目的

 車載ジャッキ使用中の事故は、その性質上、人の生命・身体等に重大な影響を及ぼすおそれがある。そこで、様々な車種について車載ジャッキの強度や車体の特徴、想定される様々な使用方法での危険性や使用性をテストし、車載ジャッキの正しい使用方法や使用上の注意点を消費者へ情報提供するとともに、車体又は車載ジャッキに改善すべき点がないか検証することとした。

結果

  • ジャッキアップポイントの形状には複数の種類があり、サイドスカートの影響で目視しにくい銘柄などもあった
  • ジャッキアップ中にジャッキが転倒した場合等は重篤な事故につながると思われた
  • 乗員・荷物を乗せたままジャッキアップした場合やジャッキが最伸長になるまでジャッキアップした場合、ジャッキにかかる荷重が最大使用荷重を上回る場合があった
  • ジャッキアップポイントを正しく認識していないモニターが多かった
  • 不適切な場所でジャッキアップした場合、車体が落下するなどの危険性があった
  • いずれの銘柄も強度に問題はなかったが、手が触れる部分の仕上げが良好でないものがあった

消費者へのアドバイス

  • ジャッキは指定されたジャッキアップポイントに正しくかける
  • ジャッキアップ作業は事前に練習しておくことが望ましい
  • 輪止めは事前に購入しておくことが望ましい
  • 不適切な使用や不向きな場所での使用をしないよう注意
  • ジャッキアップ中は車の下に絶対にもぐらない

業界への要望

  • 消費者がジャッキアップ作業をより正しく行えるための方策を講ずるよう要望する
  • 輪止めの重要性について消費者が認識できる方策を講ずるよう要望する
  • 手の触れる部分の仕上げが良好でないものや車両重量に対し最大使用荷重に余裕がないものがあったので対策を要望する

要望先

社団法人 日本自動車工業会

情報提供先

内閣府 国民生活局 消費者調整課
経済産業省 商務情報政策局 消費経済部 消費経済政策課
国土交通省 自動車交通局 技術安全部 審査課

業界の意見 −たしかな目 2006年11月号より−

「日本自動車工業会」より

 今回のテスト結果、並びに当業界へのご要望ついては、貴重な情報として当会会員会社に対し通知致しました。
 従来より、各社においては消費者の安全に配慮して、車載ジャッキの正しい使い方を取扱説明書等を通じ解説させて頂いているところでございますが、今回のテスト結果を踏まえ、会員各社の今後の対応の参考として活用させて頂くことと致します。
 また、当会では、小冊子「セーフティカーライフ」やホームページ「安全運転講座」、並びに雑誌への広告掲載を用いて、車の取り扱い全般に関する啓発活動を行っておりますが、今後の活動においてジャッキにかかわる事故の未然防止に向け、ジャッキの正しい知識と使用方法の啓発活動に取り組んでまいりたいと存じます。

(社)日本自動車工業会 理事・事務局長 田中勲


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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