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[2005年6月3日:公表]
虫刺され防止のため、直接肌に付ける「虫よけ剤」には忌避成分としてディートが配合されている。ディートは一般的には毒性が低いとされているが、まれに体への影響があると報告されている。しかし、日本で販売されている商品には、具体的な使用方法や使用量、使用上限量の表示がほとんどみられないので、商品中の忌避成分の量や使用時の肌への付着量、付着の様子などを調べた。また消費者アンケートとメーカー等への調査を行った。
厚生労働省 医薬食品局 安全対策課 審査管理課
日本家庭用殺虫剤工業会
日本大衆薬工業協会
虫よけ剤有効成分「ディート」に関して、弊社において安全性上の注意が必要であることは認識しており、使用上の注意及び適正な使用方法、特に小児への使用に関しては既に「保護者監督のもと使用させること」と製品に記載しております。 今のところ弊社「虫よけ剤」の副作用(有害作用)に関する事例報告はありませんが、カナダの情報や今回のテスト結果等を踏まえ、使用上の注意及び適正使用を促す表示の検討を行う所存です。
大正製薬(株)広報室 副部長 黒澤明浩
このようなことから、医薬部外品に濃度表示を行う必要性は低いと考えます。
和光堂(株)品質保証部 部長 清水宣雄
虫よけ剤の子どもへの使用は、現在製品に記載されている注意事項を正しく守っていただければ、問題はないと考えております。
実際に、弊社及び他社製品を含めて、これまでにディートが原因と考えられる重篤な副作用は起きていないのが現状です。虫よけ剤はツツガムシ病、日本脳炎、マラリア、西ナイル熱など生命にかかわる伝染病を回避するための手段として有効なものです。使用に対して必要以上に不安をあおり使用を制限してしまうと、逆に消費者の不利益につながりかねないと危ぐしています。しかしながら、虫よけ剤は人の体に直接使用するものであり、乱用・誤用はできる限り回避できるように表示などをくふうすべきと考えています。弊社と致しましては、今回の発表をしんしに受け止め、より安全に使用できる製品を提供するよう努力する所存です。
(株)池田模範堂 研究所 取締役研究所長 西井正廣
今回のテストを通して、「虫よけ剤」が消費者の生活に浸透しており、比較的低年齢の子どもにも日常的に使用している様子が伺えました。また、使う人によってその使用量には大きな差があることがわかりました。
業界では各社想定している使用量が大人と子どもで異なっていたり、乳幼児には使用しないほうが好ましいと考えているところもあるようですが、現状の表示からはわかりません。
これらの結果を踏まえ、消費者が漠然とした不安感をもちながら使用していたり、逆に何の節度も持たず多用することのないように、適切な使用量を知ることのできる情報がぜひ必要と考えます。
あわせて、使用を控えるべきことについても消費者へ注意喚起が行われるようお願いします。
本件連絡先 商品テスト部
電話 042−758−3165
[報告書概要(PDF)] 虫よけ剤−子供への使用について− (481KB)
[報告書本文(PDF)] 虫よけ剤−子供への使用について− (1.24MB)
「業界の意見」(2005年8月5日)
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