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[2005年4月6日:公表]

命を落とすこともある!子どもの誤飲事故

実施の理由

 危害情報システムには、乳幼児が食品以外のものを誤って口に入れて飲み込んだり、のどや気管に異物が入ったなどの誤飲等の事故情報が寄せられている。これらは中毒、消化器の異常、窒息につながるおそれがあり、中には生命に関わる危険もある。そして、胃洗浄や内視鏡での異物除去など体の負担が大きい治療方法などを採られる場合もある。そこで、これらの事故情報を分析し、事故防止策、対応策などについて情報提供することとした。

結果・現状

 2000年度〜2004年度(2005年1月末までの登録分)に、協力病院から10歳未満の子どもが食品以外のものを誤飲等した事故2,714件が寄せられた。0〜1歳が最も多く、タバコでの事故が最多だった。中には重篤な事故も発生していた。

発達と事故の関係

 子どもは生後5〜6ヶ月でつかんだものを口に持っていくようになる。しかし食品とそうでないものの区別がつくようになるのは早くても1歳6ヶ月〜2歳以降である。このため、5〜6ヶ月を過ぎると誤飲等の事故は急増する。また、子どもは成人より呼吸数が多く、気道が開いている時間が長くなることから、口の中の物が気管内に入ってしまう機会も多くなると考えられる。タバコや医薬品、化学製品では中毒、ボタン電池では消化管粘膜の穿孔などのおそれもある。また、処置の中には、胃洗浄など幼い患者にとってかなりの苦痛を伴うものや、内視鏡による異物摘出で出血や穿孔などの注意、全身麻酔についての注意など、患者の体への負担が大きいものある。

アドバイス

 口に入りそうなものは子どもの手の届かないところに片づける。また、食品の容器に漂白剤などを入れるようなまぎらわしい使い方をさける。誤飲を防ぐための誤飲チェッカー、玩具安全基準を満たした玩具の使用、乳幼児難開封性容器の使用などで事故を予防する。また、誤飲等をしてしまった場合は、吐かせてもよい場合と、吐かせてはいけない場合があるので注意が必要である。飲み込んだものによって緊急を要する場合もあるので、至急病院で診察を受けること。

情報提供先

  • 厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課
  • 総務省消防庁救急救助課
  • 内閣府国民生活局消費者調整課
  • (財)製品安全協会
  • (社)日本医師会
  • (社)日本薬剤師会
  • 日本製薬団体連合会
  • (社)日本たばこ協会
  • (社)日本玩具協会
  • 日本百貨店協会
  • 日本チェーンストア協会

本件連絡先 情報分析部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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