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[2005年4月6日:公表]

電動アシスト自転車

目的

 本体価格が7〜9万円前後の電動アシスト自転車4銘柄と折り畳み式の電動アシスト自転車1銘柄、そして、インターネット通販で販売されている外観が電動アシスト自転車と酷似したペダル駆動付の原動機付自転車3銘柄について、安全性や性能、使いやすさなどについて調べた。また、電動アシスト自転車が前回のテスト(1998年3月公表)からどのような改善がなされているかも併せて調べた。



結果

  • 電動アシスト自転車の重量は22kg程度と前回のテスト銘柄に比べ20〜30%程度軽量化されており、乗り降りや引起し、押し歩き等が楽になり、より安全に使用できるようになっていた
  • 走行距離は16〜25km程度で前回テストの30〜40kmに比べると短くなっていたが、この理由としてバッテリの重量が軽くなった分、バッテリ容量が少なくなったためと考えられた
  • 操作性で問題のあるものは特になかったが、アシスト感がギクシャクして不自然なものが一銘柄あった
  • ペダルをこいでいないときでも突然車輪が動き出してしまうものがあった。早急な安全対策が必要である
  • インターネット通販で販売されているペダルをこがなくても自走可能な機能を有するもの(法律上、原動機付自転車に該当する※)は、自転車としても原動機付自転車としても公道を走行できないものであった

 ※警察庁 「ペダル付きの原動機付自転車」の取扱いについて(PDF形式)による



消費者へのアドバイス

  • 電動アシスト自転車は、こぐ力が低減され楽にはなるものの、電池切れになると急激に重く感じる。また、アシスト機能があるからといって、どのような状況でも楽に乗れるなどと期待しない
  • 乗り方によって走行距離に差が出るので、変速機付の車種ではスタート時は軽いギアを選ぶなどスムーズな運転に心がける
  • 電動アシスト自転車での「蹴り乗り」は危険
  • バッテリライト式のものは、乾電池式ライトの用意も必要
  • インターネット通販等で自走可能な機能を有した「電動自転車」、「フル電動自転車」などの名称で販売されているものの中には、公道を走行できないものもある


業界への要望

  • 型式認定(TSマーク付き)を受けた電動アシスト自転車の中に、ペダルをこいでいないときに突然車輪が動き出すものがあったので、早急な安全対策を望む
  • 自走可能な機能を有したものが自転車として使えるかのように販売されていることがあるが、これらは法律上原動機付自転車に該当し、自転車として公道を走行できるものではないので販売方法の見直しや広告表示等の改善を望む


行政への要望

  • 法律上は原動機付自転車に該当するものでありながら、自転車として使えるかのように販売している事業者等に対し、広告表示等の改善について指導することを望む
※参考資料(2005年10月28日追記)
公正取引委員会からテスト対象としたIDATEN24の販売業者(有)アルザン(旧社名:(株)NBIA)に対し排除命令が出された。
公正取引委員会『電動自転車』と称する原動機付自転車の販売業者2社に対する排除命令について(平成17年10月27日発表)


要望先

<業界>
(社)自転車協会
<行政>
公正取引委員会事務総局 取引部 景品表示監視室
経済産業省 商務情報政策局 消費経済対策課



業界の意見 −たしかな目 2005年7月号より−

「三洋電機株式会社」より

 国民生活センター殿より、弊社商品の電動アシスト自転車CY−SN263Dにおいて「ペダルをこいでいない時に動き出す」との不具合が発生したとのご指摘を受け、現品を確認しました。

 調査の結果、この原因は生産工程での「組み立て部品の取り付け忘れ」と「締め付け作業ミス」が重なったきわめて稀なケースであり、設計的、構造的な問題ではなく傾向不良という内容ではありませんでした。

 また、直ちに弊社在庫品1,250台の分解調査も実施致しましたが、部品の取り付け忘れ、締め付け作業ミスなどの不具合は認められませんでした。今回の不具合に類するご相談、苦情、修理依頼などは1件も発生しておらず、今回の商品テスト品以外に同種不具合品が市場に流出している可能性は極めて低いと判断しております。

 また、製造工程にフィードバックし、同種の不具合が発生しないよう工程改善・作業指導の徹底を行いました。

 これまで、弊社商品の電動アシスト自転車を、お使いいただいているお客さまからの高い評価を損なうことなきよう弊社といたしましては今回の調査結果を真摯に受け止め、より一層の品質向上に努め、お客さまにご満足いただける商品をお届けする所存です。

三洋電機株式会社 HAカンパニー 生活家電統括BU エナジーアプライアンスBU

品質保証部 部長 福井憲介




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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