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現在の位置 : トップページ > お知らせ > 報道発表資料 > 家庭内火災を防ぐ−その1 揚げ物調理における食用油の発火
[2004年10月6日:公表]
住宅火災の出火原因は「コンロの消し忘れ」が最も多い。また、最近では食用油のうち成分に特徴があるものや、熱に強いと表示されているものが販売されていることもあり、使用条件の違いによる発火温度および発火時間を調べ、危険性がないか調べた。併せてアンケートにより食用油に火がつくことに対する消費者の意識を調べた。
発火等の可能性について、成分に特徴のある食用油や多様化した使用状況を考慮し、消費者に、よりきめ細やかな注意喚起のための情報提供がなされるよう要望する。
日本植物油協会
総務省 消防庁 予防課
1 発火に至るまでの時間が短くなっていることに関し、食生活スタイルの変化に伴って植物油の利用の仕方が非常に多様化しておりますことは、私どもも承知をいたしております。植物油の使用量、熱源の火力、調理器具などさまざまな組み合わせをもって調理が行われており、今回の実験も、多様化した利用の一つの事例であると理解いたしております。
このように多様化した利用方法のすべてを満足させる警告を商品に表示することは実行上不可能なことと考えます。また、ある一定の前提に基づき平均的利用法を設定した情報を提示いたしましても不十分なものであると言わざるを得ません。
しかしながら、利用法の相違により発火に至る時間も異なるとの趣旨を、当協会の広報手段(ホームページ及び定期情報)を用いてお知らせすることは重要であると認識いたしておりますので、早急に情報提示を行います。
2 一部の食用油の発火温度が、通常のサラダ油等より低いことに関し、このようなデーターは、実験の手法によっても結果が大きく異なることがあり、当協会会員の製品に関しましては、製造・販売を行うにあたり第三社機関に試験を委託し、発火点(公定法に基づく発火温度)は通常のサラダ油とほとんど相違ないとの結果が得られております。
いずれにしても、本件は特定の企業が製造・販売しております商品に関するものでありますので、該当企業にこのご指摘を伝達しました。
3 そのほか気づきの点に関し、当協会及び会員企業は、これまでも植物油を用いて揚げ物をされる場合には、そばを離れて放置されることがないよう呼びかけ、製品にその旨の表示を行っております。ご指摘がありましたような発火に至る時間や発火温度の相違の如何に関わらず、このことが最も重要な課題であると考えております。仮に、発火に至る時間を10分と表示いたしましても、それは10分間放置しても危険が生じないことを意味するものではないことは言うまでもありません。
当協会は、1 にご回答申し上げました注意喚起情報におきましても、引き続きこの趣旨を呼びかけたいと考えておりますので、御センターにおかれましても、広く消費者の皆様に啓発していただくことをお願い申し上げます。
社団法人 日本植物油協会 理事 技術担当 青貫喜一
今回のテストは食用油について使用上の注意等について情報提供するために行ったものです。比較的厳しい条件を用いていますが、テストの条件は消費者へのアンケート調査結果などを参考に家庭で実際に使われている状況を加味したものとしました。
食用油の中に発火温度が低いものがある、また多様化した使用状況においては、少量で加熱すると予想外に発火時間が短い、食品の種類、食品を入れる温度など、いくつかのポイントがありました。
揚げ物調理の際、家庭内火災を未然に防ぐために、火をつけたままその場を決して離れない、温度管理には気をつけようなど、消費者に対し情報提供をしましたが、今後、よりいっそう製品の表示が使用状況によっての目安となるよう展開していくことを期待します。
本件連絡先:商品テスト部
電話:042−758−3165
[報告書概要(PDF)] 家庭内火災を防ぐ−その1 揚げ物調理における食用油の発火(282KB)
[報告書本文(PDF)] 家庭内火災を防ぐ−その1 揚げ物調理における食用油の発火(460KB)
「業界の意見」(2004年12月3日)
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