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[2004年2月5日:公表]

携帯電話等の液晶ディスプレイの強度

目的

 最近の携帯電話端末は、Eメールやウェブサイトなどの閲覧が可能な機種が増えるに伴い、液晶ディスプレイが大型化する傾向にある。PIO-NETには液晶ディスプレイが破損したという相談事例が寄せられており、破損原因について相談者に心当たりがない場合や、自覚がない場合が多く、有償修理に納得できないというものが目立つ。有償修理の費用は数千円から1万円前後となっており、消費者にとっては大きな負担になっていると考えられる。そこで、消費者の使用実態と通信事業者の保証内容や認識等をアンケート調査し、この結果をもとに日常で起こり得る圧迫、異物の挟み込み、落下の衝撃などで液晶ディスプレイが破損しないかテストすることとした。



テスト結果

  • 外出するときの携帯方法は多様だが、消費者が多く行っている方法でも通信事業者が液晶ディスプレイの破損を危惧している場合があった
  • 圧迫されたとき、部分的な荷重が加わると液晶ディスプレイやサブディスプレイが破損することがあった
  • 折りたたむときに厚みがあり小さなものを挟み込むと、液晶ディスプレイやサブディスプレイが破損することがあった
  • 突起物に落下させると、液晶ディスプレイやサブディスプレイが破損することがあった


消費者へのアドバイス

  • 気付かずに携帯電話端末を圧迫すると部分的な荷重が加わり液晶ディスプレイやサブディスプレイが破損することがあるので、収納場所や携帯方法に注意する
  • 折りたたむときに、厚みがあり小さなものを挟み込むと、比較的小さな力で圧迫しても液晶ディスプレイやサブディスプレイが破損する場合があるので注意する
  • 日常起こり得る落下の衝撃でも液晶ディスプレイなどが破損することがあるので注意する


業界への要望

  • 液晶ディスプレイの破損などに対して消費者側の負担を軽減させることを検討してほしい


業界の意見 −たしかな目 2004年5月号より−

エヌ・ティ・ティ・ドコモより

 携帯電話使用に関する現状のサポート体制は、取扱説明書への使用上の注意の記載による注意喚起とともに、ドコモショップ販売員への指導を行い、お客様へのサービス向上と利便性向上に努めてまいりました。

 しかし、液晶破損に至るメカニズムについては破損状況からの技術的なメカニズム解析が主となっており、使用状況に関する、貴機関による本調査結果は非常に参考になる結果でした。

 この結果を踏まえ、今後一層の使用状態の多様化が予測される中、携帯電話のデザインの進化と使用の利便性の共存を視野に入れたサポート体制の強化を目指したいと考えます。

 使いやすい携帯電話、壊れにくい携帯電話を目指した、サービスの提供を目指してまいります。

(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ サービス品質部 端末品質担当部長 尾崎 喜雄

ボーダフォンより

 当社では、携帯電話機の液晶ディスプレイの破損は、無償での保証対象にはなっておりません。

 しかしながら、「ボーダフォンアフターサービス」(月会費300円)に別途ご加入いただければ、修理代金が発生した場合に、その90%を割り引かせていただきますので、こちらのサービスをご利用いただければと思います。

 ボーダフォン(株) 広報部 課長 萩原 和之

電気通信事業者協会より

 携帯電話・PHS各社では、購入後のアフターケアも重要なサービスと位置付けております。

 液晶ディスプレイが壊れた場合の消費者の負担軽減についても、貴誌3月号81ページにご紹介いただいているとおり、DDIポケットの「修理アシストサービス」のほか、ためたポイントを修理費にあてられる方法など各社くふうを凝らしております。

 ご要望のありましたオプションとしての保険制度につきましても一案として今後考えて参りたいと思います。

 (社)電気通信事業者協会 専務理事 比留川 実




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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