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[2003年11月25日:公表]

高配当をうたって勧誘する出資金集めに要注意!

目的

 国民生活センターのPIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)によると、全国の消費生活センターには、「知人から健康食品の販売店に登録すると販売助成金の名目で配当が支払われると勧誘された」「友人からカジノに出資すると1年後には預けた金額の2倍になるといわれ230万円支払い、代わりに貴金属を受け取ったが、約束の配当金が一度も支払われない」など、高配当をうたって勧誘する出資金集めに関する相談が寄せられている。

 これらは、初めは配当金等を支払って出資者を信用させるが、さらに出資をさせた上で、突然支払いを滞って連絡が取れなくなり、一気に被害が表面化するトラブルが繰り返されている。

 そこで、最近寄せられている相談事例とその仕組み、契約者の性別、年代別、契約金額別、既支払金額別内容等を情報提供することにより、被害の未然防止、拡大防止のために早期に注意を呼びかけることとした。



相談件数の推移

 PIO-NETに寄せられた相談の中で、2001年に全国的に被害者が出た「全国八葉物流」「ジー・コスモス」「アイエーエスプロデュース」(以下全国八葉物流等3社)、および、これら3社とほぼ同様の手口で出資金を集めているとして国民生活センターが把握している事業者の相談は、2000年度以降4,449件(2003年11月5日現在の登録情報)あった。

 年度別に見ると、2000年度は405件、2001年度には約8倍の3,118件に急増した。2001年度は、全国八葉物流等3社などの影響で相談件数が増えたものである。その後、相談件数は減少し、2002年度は851件、2003年度は75件であった。

 このうち、すでに倒産・解散した全国八葉物流等3社以外の相談件数は、2000年度17件、2001年度144件、2002年度364件で、年々増加傾向にあった。なお、2003年度は32件である。



取引の仕組み

 相談の内容から取引の仕組みを見てみると、商品の販売代理店の登録や、事業への投資をすると、出資額以上の儲けがあると勧誘されて契約をしている。その出資額に応じて、定期的に配当が約束される。契約内容のなかには、商品を購入する形式をとるものもある。また、多くは連鎖販売の要素も含まれており、会員を増やす毎に紹介料としてのマージンも支払われることになっている。相談では、約束の支払いが全くない、ほんの一部しか支払われていないというものが大部分である。



消費者へのアドバイス

1)高配当が得られるという勧誘には、耳を貸さない!手を出さない!
 現在、通常の預貯金金利だけでなく、リスクを伴う金融商品でさえ利率が低い。常識的に考えれば、高配当が得られるはずがない。
2)投資した金はまず戻ってこない。
 例え、1〜2回の配当があったとしても、それは加入者を信用させ、事件の発覚を遅らせるための巧妙なカモフラージュである。1〜2回の配当があったことで業者を信用して次の投資をするようなことは絶対に避けること。
3)消費生活センターに相談を。
 信用できると思っても、“出資”“投資”で高配当が得られるということを勧められたりしたら、消費生活センターに相談してほしい。



本件連絡先 相談部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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