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[2002年6月17日:公表]

緊急情報 要注意! 高配当をうたって勧誘する“出資金”集め

実施の理由

 「健康食品等の販売代理店などに投資すれば元金が1年で倍額になる」などの甘言で“出資金”を集める“出資金投資商法”への苦情が、全国の消費生活センターに寄せられている。苦情は、主に「“出資金”などの名目で金を“投資”したが、約束の配当が支払われない」といったもので、この3年間漸増しており、とくにこの1年間、手口の巧妙化や業者数の増加が目立っている。

 当センターとしては、過去の動きを分析、注意を払っていたが、不況、ゼロ金利など時代の影響も考え、「全国八葉物流」「ジー・コスモス」事件摘発の間げきをぬって、かつてこうした商法に手を染めた業者が、さらに巧妙な仕掛けを練って営業を始めることや「新しい組織で加入者が少ないうちに加入すれば儲かる可能性が高い」などとうたって営業活動を活発化させることが強く懸念されることから、今、緊急に注意を呼びかける。



結果・現状

最近の“出資金投資商法”に関する相談の傾向は、

  1. (1)1999年度以降の3年間で見ても20業者190件寄せられている。
  2. (2)この3年間、相談の総件数としては毎年ほぼ同数だが、業者数は増えており、こうした商法の裾野の広がりが推測される。
  3. (3)“投資”の対象となる営業は、“国際ボランティア団体”“海外ベンチャービジネス”、“エステサロン”、“新規事業”などさまざまであるが、最近では、“健康食品”の販売に関連したケースが多くなっている。
  4. (4)相談は、全国的に寄せられており、この商法が所かまわず浸透していることが窺われる。

 消費者へのアドバイスとして、出資法では、こうした“出資金投資商法”を禁止している。また、悪質業者に“出資”することは、本人だけの被害と思いがちであるが、同時に、悪質業者の増加や営業活動に手を貸すことでもある。自分の支払った金が、次の被害者を生む資金源になっているおそれすらある。

 以下の点に注意して悪質業者に“出資”することのないようくれぐれも注意してほしい。

(1)高配当が得られるという勧誘には、耳を貸さない! 手を出さない。
現在、通常の預貯金金利だけでなく、リスクを伴う金融商品でさえ利率が低い。常識的に考えれば、高配当が得られるはずがないことはすぐ分かるはずである。
(2)投資した金はまず戻ってこない。
例え、1〜2回の配当があったとしても、それは加入者を信用させ、事件の発覚を遅らせるための巧妙なカモフラージュである。1〜2回の配当で業者を信用して次の投資をするような愚をおかさないこと。
(3)判断をする前に消費生活センターに相談を。
「信用できる業者だ」と思った場合でも、“出資”“投資”のたぐいと感じたら判断する前に必ず消費生活センターに相談してほしい。



本件連絡先 消費者情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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