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[2002年4月5日:公表]

家庭用フィットネス器具でけが

実施の理由

 家庭で手軽に運動できるという家庭用のフィットネス(健康)器具(以下「家庭用フィットネス器具」(注1)が各種販売されて、幅広い年代に人気がある。

 さまざまな家庭用フィットネス器具を使用して身体に不具合が起きたという報告件数が増加している。このなかには「器具を使用中に、顔を床に打ち付け、歯が4本折れ、あごを4針縫うけがをした」「より効果的にという説明通りに使用し、顔を10針縫うけがをした」などといった深刻な例もある。

(注1)今回は家庭で使用するいわゆるフィットネス器具や健康器具のうち「医療用具」を除いたものを「家庭用フィットネス器具」とした。



結果・現状

 2000年度以降で件数の多いのはスライダー・ローラーと金魚運動器で合計33件あり、この2年間の家庭用フィットネス器具の危害件数の半数を超えた。

 1995年度以降2001年度(2002年2月)までに114件の事故が報告され(消費生活センターから100件、協力病院から14件)、最近2年間では65件と全体の半数以上を占めた(図1)。家庭で使用中のけがが多い中、店内で展示中のものを使用しての事故も9件あった。

 けがをした人は3歳から80歳までの幅広い年代だった。

 けがをした部位は、首から上の「頭部」が36件(うち歯が折れるなど「口・歯」が15件、あごを縫ったなど「顔面」が9件など)で、スライダー・ローラーなどによるけがだった。

 腰・背などが29件(うち腰を痛めた「腰部・臀部」が19件など)で、金魚運動器などによるけがだった。手・足などが41件で(うち足首を捻挫など「足首から先」が16件、膝に水がたまったなど「大腿・下腿」が13件、「手指」が12件など)金魚運動器、ステッパなどによるけがで、さまざまな体の各部にけがをしていた。



問題点

 危害情報システムには2000年度以降にスライダー・ローラー、金魚運動器2種類の家庭用フィットネス器具での危害が多く報告されている。なかには使用説明書どおりに使っていてもけがをした例もあった。この2機種には安全性に関する規格・基準がなく、その他の器具でも構造などに問題があると思われるものがある。

 また、店頭での危害の報告も増加していて、現状の店での陳列販売方法には問題があると思われる。



今後の予定

行政等へ基準の見直し、作成の検討など危害防止対策を要望する。

要望先
経済産業省商務情報政策局 消費経済部製品安全課
公正取引委員会事務総局 取引部消費者取引課
厚生労働省医薬局 監視指導課・麻薬対策課
(財)製品安全協会

業界へ危害防止対策を要望する。

要望先
日本チェーンストア協会
日本百貨店協会
(社)日本通信販売協会

行政へ上記内容について情報提供する。

情報提供先
内閣府国民生活局消費者調整課



本件連絡先 消費者情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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