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[2002年2月6日:公表]

デジタルスチルカメラの商品テスト結果

実施の理由

 デジタルスチルカメラは、家庭用カラープリンタの性能が向上して個人で写真印刷を楽しめたり、インターネット上に写真を公開する人が増えていることもあり、急速に普及している。最近は200万〜300万画素クラスの商品に人気があるが、100万画素程度の商品も「入門者向け」として需要がある。また、50万画素以下で、小型軽量、操作が簡単な1万円程度の「トイデジカメ」「おもちゃデジカメ」等と呼ばれる商品も登場している。

 そこで、これらのデジタルカメラを対象に、画質の違いや使い勝手の違いについて、消費者の使用目的に見合った商品選択に資するため商品テストを実施した。



結果・現状

  1. (1)200万、300万画素クラスのデジタルカメラを使ってL判程度の大きさに印刷した場合の画質は、画素数よりも銘柄により違っていた。このような利用方法の場合には「画素数が多ければ高画質である」とは必ずしも言えなかった。
  2. (2)130万画素のデジタルカメラの画質は、200万、300万画素のデジタルカメラよりも落ちるが、L判での印刷では特に問題はなかった。しかし、A4判で精細感のある印刷結果を得るには200万画素以上は必要と思われた。
  3. (3)30万画素の「トイデジカメ」は、解像度が劣り、特にA4判に印刷すると画像はモザイク状になり精細感が無かったが、手軽にスナップ撮影し、あまり高画質を要求されない名刺サイズの写真印刷や電子メールへ写真添付するような用途に使える。
  4. (4)使用する電池の種類の違いによっても撮影可能枚数が違った。さらに、低温になると電池の性能が低下し、写真の撮影枚数が少なくなり、特に、アルカリ電池が著しかった。
  5. (5)デジタルカメラを初めて使う人も多いため、使用経験者と初心者に分けて使い勝手を調べたところ、経験者は実使用時の使いやすさを重視し、初心者は専門知識が無くても操作できるような使いやすさを重視していた。


問題点

  1. (1)今後は例えば高齢者のような初心者が増えるものと思われ、初心者にも使いやすいデジタルカメラの開発が必要である。
  2. (2)画素数の向上の他に、色合い、明暗の階調や高感度、低ノイズ等にも配慮して、バランス良い設計をする必要がある。


今後の予定

問題点に関しては、業界説明時に業界へ要望する



業界の意見 −たしかな目 2002年5月号より−

「ソニー」より

 弊社のデジタルスチルカメラ、DSC-P1が取り上げられた今回の特集では、一般消費者の視点に立ったさまざまな画素数クラスから7社8銘柄のデジタルスチルカメラの比較がなされ、非常に貴重なデータが得られたと考えております。
 特に11ページ、12ページに掲載されている画質のテスト結果からは、一般消費者による画質評価の傾向が読み取れ、14ページから15ページにかけて掲載されている使いやすさに関するテスト結果からは、初心者、経験者それぞれの評価を知ることができ、大変参考になりました。今後の商品企画、開発にあたり有効に活用させていただきたいと考えております。

ソニー(株) モバイルネットワークカンパニー パーソナルイメージングカンパニー2部 総括部長 上野克彦

「キヤノン」より

 このたびは、IXY DIGITAL 200のご評価をしていただき、誠にありがとうございます。
 IXY DIGITAL 200は、超小型のボディーサイズと高品位デザインをそのままに、画質や機能、使い勝手の面でさらなる向上を図りました。
 特に、原色フィルターとキヤノン独自のデジタル信号処理IC「映像エンジン」を搭載したほか、画像処理アルゴリズムの改善により、すぐれた色再現性と高S/Nを実現いたしました。今回のご評価におきましても、画質面において高いご評価をいただき、非常にうれしく思っています。
 また、モニターテストにおきましては、初心者の方に見た目以上に重く滑りやすい との評価をいただきました。この件につきましては、貴重なご意見として真摯に受け止め、改善項目として今後の製品開発の参考にさせていただきたいと思っております。
 今後も、お客様に喜んでいただけるような製品を開発していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

キヤノン(株) DC事業部DC事業企画部 副部長 松平光生




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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