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[2001年11月6日:公表]

加湿器の商品テスト結果

実施の理由

 現在販売されている加湿器は、加熱蒸気で加湿を行う方式「スチーム式」が主流となっているが、高温となった蒸気を利用するため、蒸気の吹き出し口に手を触れたり器具が倒れて熱湯を浴びるなどして、やけどを負う事故が危害情報システムなどに寄せられている。また最近では、「スチームファン式」といったものや「ハイブリッド式」といった新しい加湿方式の商品が販売されるようになっている。

   そこで各種タイプの加湿器7銘柄について、蒸気温度や転倒時に流出する水の温度などを測定し、やけどをするような温度となっていないか、また、消費電力量や使用性、安全性を中心にタイプ間や銘柄間における違いを調べ、消費者に情報を提供することとした。

結果・現状

 通常運転時の蒸気温度や転倒時に流出する水温は、スチーム式がそれぞれ64〜71℃、62〜87℃、スチームファン式が49〜75℃、32〜91℃であったのに対し、ハイブリッド式は17〜18℃、24〜25℃といずれも低かった。蒸気温度などをモニターテストした結果、スチーム式やスチームファン式は「蒸気温度が高く、やけどの危険性がある」と指摘する人が90%以上の高率となった。ハイブリッド式は蒸気温度や転倒時に流出する水温が低いため安全性が高いと言えるが、中には運転途中に除菌を行うため短時間(約5分)ではあるが蒸気温度などが高めになるものがあった。なお、運転時の消費電力はハイブリッド式が少なく効率的であった。

問題点

 テスト結果より、加湿器によってやけどを負う事故を防止するためには、蒸気温度をより低温化し、蒸気温度についても表示を行い、転倒時には熱湯が容易に流出しないよう、また、流出した場合の水温が低くなるような改善が必要と思われた。

今後の予定

 テスト対象メーカー及び工業会に対しテスト結果の説明会を実施し、その際に問題点などの改善を要望する。


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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