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[2001年7月6日:公表]

全自動洗濯機の比較テスト結果

実施の理由

 平成12年の洗濯機の出荷台数は4,326千台で、そのうち、87.5%は全自動洗濯機である。また、洗濯容量は、全自動洗濯機の中の56%が、6.0kg以上といわれる((社)日本電機工業会 調べ)。

 最近の市場を見ると「遠心力洗濯機」、「18キラットドラム・霧重力」、「イオン洗浄&イオンすすぎ」、「ななめドラムと超音波で洗おう」等、各社様々な洗浄方式で汚れ落ちの向上をうたったものが販売されている。そこで、様々な洗浄方式で汚れ落ちの向上をうたっている各社主力の全自動洗濯機の新型機種(洗濯容量は出荷台数が最も多い7.0kgタイプ)5社5銘柄をテスト対象として、洗濯性能、使用性、経済性等のテストを行い、消費者へ情報提供することとした。



結果・現状

 様々な洗浄方式を打ち出して、汚れ落ちの向上等をうたっているものが多いが、中には、従来落ちにくいとされた泥汚れまでも落ちる銘柄もあった他、うたっているほどの汚れ落ちの性能を持ち合わせていない銘柄もあった。

 また、使用水量、使用洗剤量等の経済性及び騒音や風呂水給水ホース等の操作性等、銘柄によってかなり異なっていたので、各家庭の洗濯物の汚れ具合や洗濯機を使用する状況に合わせて銘柄選択をするとよい。

 例えば、泥汚れ等の洗濯物が多い場合には汚れ落ちの最もよい銘柄を選ぶとよい。但し、洗剤量や水量等も多くランニングコストが最少のものとでは約2倍かかる。従って、あまり汚れの目立たない洗濯物が多い場合には、汚れの落ち具合はそれ程高くないが洗剤量や水量が少ない銘柄が、経済的で省資源にもなることを考慮するとよい。また、夜間や早朝等洗濯中の騒音が気になる時間帯に洗濯することが多い場合は、脱水時にも騒音のかなり少ない銘柄があることを考慮するとよい。風呂の残り湯を利用する場合は、風呂水給水フィルターやホース等の使い勝手がよいかを確かめるとよい。

 洗濯物は表示容量どおり入れると、汚れの落ち具合が悪く洗いむらも多くなるので、表示容量の7割以下等少なめで洗うとよい。



問題点

  • 表示容量通りの洗濯物を入れると、汚れの落ち具合が悪く洗いむらも多くなり、洗濯物が水面よりかなり浮き出て十分には洗えていない。取扱説明書に「洗える量は表示の7〜8割が適当です」との記載があるのは1銘柄のみであった。通常の衣類での洗濯容量を、最適容量での表示が望まれる。
  • 取扱説明書にある防水性製品洗濯禁止の説明があるが、背景の色が濃すぎて見落としがちなものや、何故異常振動を起こすかの十分な説明のないもの等あるので、見やすく、分りやすい説明が望まれる。また、各銘柄のうたい文句は、汚れ落ちの向上をうたって汚れ落ちに期待を抱かせる表現となっていたが、汚れ落ちはそれ程でもない銘柄があった。誤解を招かないような表現にすることが望まれる。
  • 電源ボタンの操作のしにくい銘柄や操作パネルの表示のみにくいもの、風呂水給水ホースやフィルター等の扱いにくい銘柄があるので、操作性の向上が望まれる。


今後の予定

 テスト対象メーカーにテスト結果の説明を実施し、改善点について要望する。




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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