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[2001年5月8日:公表]

防水性繊維製品を脱水していたら洗濯機が飛び跳ねた!倒れた!

実施の理由

 防水性繊維製品は水を通さないため、洗濯機で脱水しようとしても水が残ってしまい脱水槽ごとバランスを崩して、洗濯機が飛び跳ねたり倒れたり、バラバラになったりふたが飛んだりするという事故が寄せられている。

 繊維製品の素材の多様化や家庭でドライクリーニングマークの衣類等を洗う機会の増加により、今後も事故が発生すると考えられる。危害や拡大損害に至るケースもある。

 これらの事故の未然防止・拡大防止のため、洗濯機・繊維製品の業界に対して安全対策を要望し、再現テストも行い消費者に注意を呼びかけることにした。



結果・現状

 2001年3月31日までに45件の事故があり、そのうち危害件数は「打撲症」4件である。洗濯物の種類がわかる24件のうち、防水性繊維製品と思われるものは12件(寝袋類、自動車カバー類、ジャケット類など)。家屋などに拡大損害があったものは14件あり、壁やドア、柱にぶつかり穴が開いたり傷ついたものが多い。

 洗濯機は、脱水槽を高速で回転させ洗濯物に含まれる水分を遠心力で振り飛ばして脱水するが、防水性繊維製品を脱水しようとすると、水を通さないため脱水槽の穴をふさぎ、中に水がたまったままビニール袋に水を入れたのと同じような状態になってしまう。この状態で脱水を始めて、洗濯機がアンバランスを感知すれば安全装置が働くが、たまたまバランスが取れたまま回転しはじめ、その後高速回転とともに水が大きく片寄ったり急に水が抜けたり、水や繊維製品が上に飛び出すなどして、脱水槽ごと異常振動を起こす。この状態で安全装置は働いても回転が速すぎて止められず、脱水槽が外枠やふたにぶつかって上記のような事故が起きる。



問題点

 洗濯機には早いメーカーでは1989年から取扱説明書に注意表示をしているが、本体への表示は95年以降に表示され始めたメーカーが多い。洗濯機の廃棄までの平均使用年数は9.3年で、表示のない洗濯機を使用している消費者もいると思われる。

 また、防水性の衣料などに注意表示をしてあるものは少なく、該当する繊維製品であっても「手洗い」「ドライクリーニングに出す」旨の表示のみのものもあり消費者に誤解を与えるおそれがある。



今後の予定

洗濯機のメーカーへ安全対策の検討と消費者への積極的な情報提供を、繊維製品のメーカーへはより詳しい注意表示を行うよう要望する。

要望先

  • (社)日本電機工業会
  • (社)日本アパレル産業協会
  • (社)スポーツ用品工業協会

行政及び関係団体へ上記内容を情報提供する。

情報提供先

  • 内閣府 消費者調整課
  • 経済産業省 商務情報政策局消費経済部 製品安全課
  • (社)日本百貨店協会
  • (社)日本チェーンストア協会


再現テスト映像(音声あり)

通信環境に応じてお好きなファイルをダウンロードして下さい。(内容は全て同じです。)

120×90 10フレーム/秒

  1. QuickTime [610KB]
  2. Video for Winodws [938KB]

240×180 10フレーム/秒

  1. QuickTime [1.06MB]
  2. Video for Winodws [2.41MB]



本件連絡先 消費者情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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