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[2001年5月8日:公表]

家電調理器具の共同比較テスト結果−フードプロセッサー、ミキサーをテストする−

実施の理由

 刻む、する、おろす、混ぜる攪拌する等の調理作業を楽にする商品としてフードプロセッサーやミキサーが販売されている。一方PIO-NETには、すぐに壊れた、不意に作動してけがをした、発火した等の危害・危険情報も寄せられている。

 そこで、フードプロセッサーとミキサーについて、調理の出来具合や掃除のしやすさなどの使用性や構造や仕上げの安全性などについて調べた。また、参考に調理にかかる時間も調べた。全国23消費生活センターと共同でテストやアンケート調査を実施し、家電調理器具の使用実態や問題点を調べた。



結果・現状

 フードプロセッサーでは、調理の出来具合は手作りと同等のものがある一方で、外観や食感に劣るものもあり、銘柄による差が大きかった。また、どの銘柄も掃除・手入れは大変で、複雑な形状をしたカッターやアタッチメントの洗浄には手間がかかった。カッターを直接指で触れるために使用中に気になるとモニターから指摘されたものがあった。

 ミキサーでは、各種スープやジュースの出来具合は食材の硬さ等により銘柄間で差があったが、実使用上支障のない性能であった。使いやすさの点では特に問題となる銘柄はなかった。容器を外した状態でもスイッチが入っていると回転盤が回転してけがをする可能性があった。 アンケート調査では、フードプロセッサーやミキサーは約4割強が死蔵品になっていた。主な理由は、「使用後の後始末が面倒」「あまり必要性を感じない」であった。しかし、使い続けている人の9割以上は「今後も使い続けたい」と思っていた。



問題点

 容器を外した状態でもミキサーのスイッチがONになっていると回転盤が作動してしまう。怪我防止のためにも「セーフティーロック機能」のような装置が必要と考えられる。



今後の予定

 業界説明の際に、ミキサーにも「セーフティーロック機能」のような装置を付けるように要望する。



業界の意見 −たしかな目 2001年8月号より− ※2001年7月6日追加

「サン(株)」

「サン(株)」より

 消費者の目から見た問題点を指摘し、よりよい商品を市場に提供することは、メーカーにとってもよい事だと思います。また、消費者に対して情報を発信し、商品購入の参考にしてもらえれば、なぜこの商品を必要なのか正しく判断してもらえると思います。私どもは、フードプロセッサーでテストをしていただきましたが、やはり不備な点につきまして検討をいたします。消費者に対してもフードプロセッサーを使用するメリットを知った上で購入していただきたいと思います。最近は包丁を使うのが苦手な人が増えており、時間だけで手作業と比較できない面もあります。たまねぎのみじん切りなど包丁で作れば目にしみて大変ですが、フードプロセッサーなら数秒で出来上がります。大根おろしも腕が疲れて大変で、お年寄りや身体の不自由な人にはつらい作業です。また、すり身やひき肉、ぎょうざの具など包丁では難しい物も誰にでも簡単にできてしまいます。あるお年寄りは、物がかめないので食事はフードプロセッサーで流動食にして食べているそうです。その商品の機能を知ったうえで、自分の一番必要な機能が満足できるかが大事だと思います。何でもできるからと思って買うと、どれも満足できない結果もあると思います。

 私どもはフードプロセッサーを平成元年に発売以来約160万台販売し、従来高価格であったため普及しなかった商品を大手メーカーの半値程度にしております。

 今後とも、品質向上や新商品の開発に努力して行く所存です。 

サン(株) 営業部 取締役営業部長 滝川 数広

「(株)チェリーテラス」

「(株)チェリーテラス」より

 率直な感想として、テストされた項目がバーミックスのごく一部にすぎなかったことをとても残念に思っております。1955年にスイスで発売されて以来、洋の東西を問わず長い人気を得ることができたのは、機能、使いやすさ、品質など総合的な評価によるものと考えるからです。

 つきましては、バーミックスの全体像を把握していただくべく、この場をお借りして、誌面に掲載された以外の点について補足申し上げます。

  1. (1)調理の出来具合
     つぶす、混ぜる、砕く、泡立てるなど多機能に活用できますが、商品テストの「ミキサー」に該当する機能も備えております。例えば、野菜のポタージュスープの場合、なべの中でそのまま煮えた野菜をつぶすことが可能です。作業工程、後片づけも必然的に少なくて済みます。また、バーミックスには仕上がりを調整できるという特徴があります。1つは時間による調整です (付属容器にごまを入れ、数秒砕けばすりごまに、3〜5分砕けば練りごまに)。そして、もう1つは手加減による調整です。片手で握って手先の延長のような感覚で操作するため、同じえびのすり身でも、歯ごたえを残してつぶしたり、なめらかにつぶしたり、用途に応じてくふうできます。
  2. (2)使いやすさ
     スタンドに立てて収納しても、所要面積は10cm四方と、キッチンに出したままでもさほど邪魔になりにくい大きさです。このため、実際に多くの愛用者の方々が、戸棚にしまい込まず、手の届きやすい場所に置いて、高い頻度で使われています。後片づけは(付属容器のスーパーグラインダーを使用しない場合は)先端を洗浄するだけと簡便です(先端は煮沸消毒も可能です)。
  3. (3)品質、耐久性
     現在バーミックスには3年間の保証期間を設定しております。
    また、仮に30年前の器械をお持ちになっても、修理や部品の補充を対応しております。
     バーミックスとフードプロセッサーには、自転車と自動車の相違に似たところがあります。自動車は、アクセルを踏むだけで走り出し、大人数を一度に輸送できます。一方、自転車は上手に乗りこなすのに若干の練習が必要なうえ、乗れる人数もごくわずかです。でも、乗りこなせるようになれば実にそう快、駐車場の有無を気にする必要もなく、気軽に利用できるようになります。

 商品テストを行う方々には、フードプロセッサーにはフードプロセッサーならではの、バーミックスにはバーミックスならではのよさがあること、今回の一次元的なテストではカバーできない多くの側面があること、をご理解いただけると幸いです。

(株)チェリーテラス 代表取締役 井出 櫻子

「(株)チェリーテラス」への商品テスト部の見解

  1. (1)ハンディタイプのミキサー機能について
     ミキサー機能を調べるために行った調理は「コーンスープ」「カボチャスープ」「ほうれん草スープ」「リンゴジュース」「パイナップルジュース」でした。これらの具材は比較的硬めと思います。通常、ハンディタイプでこれらを調理する場合は、持ち方や押し付け方などテスターの熟練度、経験等が出きあがりに大きく影響すると考えます。特に今回取り上げたような硬い具材の調理では、手加減等による影響等が大きく出ると考えたため、ハンディタイプは、テストを行いませんでした。
  2. (2)使いやすさについて
     収納性は、各種カッターやアタッチメント、電源コード等を含めた収納性を調べました。ハンディタイプは、比較的小型でした。しかし、取り立てて収納性という面でよいとのモニターの評価は得られませんでした。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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