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[2000年6月6日:公表]

BSデジタル放送対応の28型ワイドテレビの比較テスト結果

実施の理由

 最近急速に普及してきたフラットブラウン管を用いたテレビで、高画質化のために画面の表示方式に倍速走査という新方式を採用し、かつ、本年12月から開始される予定のため消費者の関心も高いBSデジタル放送に対応した28型ワイドテレビ6社6銘柄について、画質、音質、使用性、受信性能、待機消費電力、テレビ火災に対する安全設計について調べ、消費者が購入する際に参考となる情報を提供する



結果・現状

 画質は、ちらつきやノイズ(ざらつき)が少なく、従来のテレビよりもかなり向上していた。音質は、音がこもっていたり、明瞭さに欠けるものが多かった。受信性能は、基本的な性能がやや不足しているものが多く、妨害波排除能力が基準を大きく下回っているものもあった。待機時の消費電力はかなり少なくなっていたが、視聴時の消費電力は4年前にテストしたものよりも平均で約2割増えていた。テレビの発火・発煙事故を防ぐための安全設計のガイドラインに沿っているか確認をしたが6銘柄とも問題はなかった。



問題点

 受信性能で、実用上は特に問題はないものの全般的に基準を満たしていないものが多く、中には妨害波排除能力が劣っているものがあり、性能向上が望まれる。  音質が良くなく、改善が望まれる。



今後の予定

 上記2点につき業界へ改善を要望する。  あわせて、BSデジタル放送を受信するのに必要な機器やそれらの機器の機能等の情報を、分かりやすく消費者へ情報提供することを業界へ要望する。



その他

 BSデジタル放送を受信するためには、今回テストしたテレビ以外にBSデジタルチューナを購入する必要があること、及びデジタル放送の実施スケジュール等についても、消費者へ情報提供する。



業界の意見 −たしかな目 2000年9月号より− ※2000年8月4日追加

「松下電器産業」

「松下電器産業」より

  1. (1)年間消費電力量について
     当社の商品は、記述いただいているとおり機能差によるところが大きいと思われます。しかしながら、今後、多機能化に伴い総合的な低消費電力化は商品の課題と考えており、継続して取り組んでまいります。
  2. (2)明暗部の再現性について
     暗い部分が黒くつぶれるとのご指摘でありますが、最後のほうに「画質調整で改善できる」というコメントを記載いただきありがとうございます。
     私どもも画質づくりの中で黒レベルの設定値をどこにするかは意見の分かれるところであります。画質のメリハリ感を出そうとすれば、黒が少し沈んだほうがよく見える場合もあります。したがって、映像メニューがダイナミックなときは、少し黒が沈み気味に設定されている傾向にあります。このたびのご指摘内容を参考にして、さらに性能を向上させてまいります。
  3. (3)色の自然さ(ハイビジョン信号)
     黒レベルの影響と思われます。(2)項同様に、今後の画質づくりに反映させていく所存です。

松下電器産業(株) テレビネットワークシステム事業部製品審査室 石田 文男

「松下電器産業」への商品テスト部の見解

 画質の調整レベルの設定値を決める難しさは理解できますが、どのようなポジションでも、うまく設定されていることが必要と考えます。




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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