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[2000年3月7日:公表]

今月の苦情処理テスト等実施状況(2000年1月分)

 平成12年1月中の苦情処理テスト等の受入件数は4件であり、テストを実施し回答した件数は前月までの受入分を含めて4件であった。受け入れの4件は、すべて消費生活センターおよび行政機関からのものである。商品分類別の内訳では、住居品3件、教養娯楽品1件である。今年度の受入件数の累計は47件となった。

 実施した4件は、消費生活センターおよび行政機関からの依頼のもの3件、国民生活センターで受け付けた相談の中からの依頼のもの1件である。商品分類別の内訳では、住居品2件、被服品1件、教養娯楽品1件である。今年度の実施件数の累計は46件となった。

商品テスト受入件数

テスト受入件数(()内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター (2) (3) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (5)
消費生活センター
および行政機関
(1) 3 (12) (1) (4) (1) 1 (5) (17) (1) 4 (42)
その他 (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0)
(3) 3 (15) (1) (4) (1) 1 (5) (17) (1) 4 (47)

テスト受入商品等

商品名:食卓セットの椅子

苦情の申出内容

 2脚の背もたれが転倒したら簡単に折れた

商品名:水筒

苦情の申出内容

 中栓取付け部分が突然とれてやけどした

商品名:カバー付きキャンドル立て

苦情の申出内容

 底板の素材が傷つきやすい

商品名:ヤカン

苦情の申出内容

 使用中に黒煙が発生した

商品テスト実施件数

テスト実施件数(()内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター (2) 1 (4) (0) (0) (0) (1) (0) (0) 1 (7)
消費生活センター
および行政機関
(1) 1 (10) (1) 1 (4) (1) 1 (4) (17) (1) 3 (39)
その他 (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0)
(3) 2 (14) (1) 1 (4) (1) 1 (5) (17) (1) 4 (46)

テスト結果の概要

商品名:ピアス

経緯及びテスト依頼内容

 プラスチックカバーのついたピアスを使用したところ、プラスチック部分が耳に残り医者にかかった。金属とプラスチックの接着力が弱いのではないかと思うので調べてほしい。

テスト結果の概要

 苦情品と同型品におけるピンとピンカバーの接着力を測定した結果、接着力に2倍以上の差があるものがあった。また使用されている接着剤は混合割合や塗布状態により接着力に差が出ることがあり、ピンが曲がった場合にはキャッチを外しにくくなるためピンとピンカバーがはずれる場合もあると考えられる。このことから今回の事故は接着力の低下していた可能性が高いと考えられる。

商品名:片手鍋

経緯及びテスト依頼内容

 約2年前に購入した米国製のフライパン型片手鍋の取っ手が取れた。10年保証であるのに修理に出したところ、保証外といわれ納得がいかない。取っ手が取れた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

 同型品と参考品で比較を行った結果、取っ手の耐荷重と繰り返し強度は両方ともSG基準を満たしていた。しかし認定基準を越えて繰り返し試験を行ったところ、同型品は参考品よりも少ない回数で本体との溶接部分が破断した。また破壊試験の結果、強度も半分以下であることがわかった。これらのことから同型品はSG基準を満たしているが、参考品と比べると強度が不足していた。

商品名:模型玩具

経緯及びテスト依頼内容

 模型玩具にアルカリ乾電池を入れて使用した後、スイッチを切ってテーブルの上に放置していたところパーンという音と共に電池が液漏れを起こした。そのため新しい乾電池を入れ替えたが、同様の事故が再び起きた。事故の原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

 苦情品と同型品で通電試験を行った結果、液漏れは見られず内部回路も異常がなかったことから模型玩具に問題なかったと考えられる。また使用されていた乾電池自体にも問題はなかった。電圧差のある乾電池を同時に使用することを想定した試験を実施したところ、同様の液漏れが再現した。このことから事故原因の一つとして消耗した乾電池と新品の乾電池との混用が考えられる。

商品名:郵便受箱

経緯及びテスト依頼内容

 金属製の郵便受箱を取り付けたが、その前を通った際に肩をぶつけてけがをした。事故部分に危害を与えるような安全性の問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

 苦情品の事故部位は本体前方に突き出した状態であることから気付かずに接触する可能性はあると考えられる。SG規格を参考にした試験の結果、同規格の認定基準に達していなかった上に、苦情品縁部の板金に折り返し処理がされておらず、ばりや鋭利な部位が認められる状態であった。このことから当該製品は安全上、問題が指摘できる構造であるといえる。