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[2000年2月7日:公表]

美顔エステ「ピーリング」でやけど状態に! 美しくなるはずが…

実施の理由

 美顔エステの1つとしての「ピーリング」。以前は皮膚の老化した角質などを物理的に擦りとるものであったが、最近では角質などをフルーツ酸と称する酸などで溶かし、再生させる新しい美顔技術、化学的な「ピーリング」がエステティックサロンで広まっている。 その一方で、ニキビやニキビあと、しみやしわが取れることを期待してこれらの施術を受け、逆に皮膚のトラブルを起こしたという相談も1998年度から急増している。相談内容は「真っ赤に腫れ上がり、翌日水ぶくれ」「唇が裂けてあごの回りや顔面がふくれてボコボコ状態」などといった深刻なものが多い。このようなことから消費者への注意事項をまとめた。



結果・現状

 「ピーリング」の相談件数は、97年度は5件であるが、98年度は35件に急増し、合計100件ある。(99年12月末現在)そのうち危害情報は97年度の2件から98年度は22件に増加し、98年以降の2年間だけで42件あり、合計は53件である。

 ピーリングで危害を受けた53件のうちで性別がわかっている49件は全員が女性である。年代がわかっている48件中では、10代が1件、20代が21件、30代が18件で30歳代以下が40件(83%)でニキビやニキビあとを気にしているケースが多い。40歳代以上は8件(17%)である。



問題点

 89年度〜昨年度迄の全相談件数に占める危害情報の割合はわずか2.0%である。また、危害件数の割合が高い「美顔エステ」でも相談に占める割合は7.7%にすぎない。これに比べ、「ピーリング」の全相談100件中危害件数は53件(53%)と高率で、6倍以上であり、非常に危害の割合が高い技術といえる。

 危害を受けた部位がわかる51件中、「顔面」47件、「眼」1件、「その他」3件であった。危害内容は、「皮膚障害」が46件で圧倒的に多く、「やけど」4件、その他である。医師の治療を受けたのは28件であり、不明の7件を除いた46件中の6割が医者にかかっている。治療期間は1ヵ月以上が6件(21%)、1週間〜1ヵ月未満が10件(36%)であり、半数以上が1週間以上の治療を要し、中には後遺症が心配なケースもある。

 消費者は危害に合わないために注意が必要である。こうしたトラブルにあったら消費生活センターや警察へ相談すること。



今後の予定

  1. 1)業界へ危害防止対策を要望する。
  2. 2)行政へ実態調査などを要望する。



本件連絡先 消費者情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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