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[1999年10月4日:公表]

衣料品の表面フラッシュに関する商品テスト結果

実施の理由

 通常の繊維製品は素材の種類によって程度の差はあるが、炎に接すると燃えるものである。当センターの消費者被害注意情報等によると、「調理中のガスコンロの火が衣服の袖口に着火し、一瞬の内に表面に燃え広がり、髪の毛を焦がした」等の表面フラッシュによる着衣着火事故例がある。わずかな炎の着火で毛羽だけでなく地組織まで燃えて危険な状態を招く事等も考えられる。
 このようなわずかな炎の着火で短時間に衣服の表面を火が走る現象の懸念されるような衣料品には、安全性上の配慮として警告表示を付けることが必要であると考えられる。
 PL法の施行頃から「毛羽が燃えやすいので、火に近づけないで下さい」等と言った表面フラッシュに関する警告表示のついた衣料品が出回っている。
 通常、台所等火を使う場所で着用することが考えられる衣料品としては、割烹着、トレーナー、ホームウェアー、パジャマ、カジュアルシャツ、バスローブ、ガウン等が上げられる。また、表面フラッシュしやすい衣料品の素材や形状としては、綿、レーヨン等の易燃性セルロース系繊維が多く混用され、かつ生地の表面の毛羽立ちの多いものが考えられる。
 そこで、表面フラッシュしやすいと考えられる上記で述べたような衣料品について、表面フラッシュに関する警告表示の有無、繊維の種類や起毛等の程度、湿度と表面フラッシュの起き具合、及びマネキンに着用させた場合の表面フラッシュの起き具合等をテストし、消費者へ情報を提供することとした。



結果・現状

 表面フラッシュに関する警告表示のない銘柄の中に表面フラッシュするものがあった他、表面フラッシュに関する警告表示があっても、表面フラッシュしないものがあった。
 表面フラッシュが最も起きやすかったのは、(1)綿やレーヨン等の易燃性のセルロース系繊維素材で、(2)ネル地等のように生地の表面に細い繊維が起毛されていて、毛羽の間隔がある程度あり空気を含みやすい形状で、(3)生地の表面が静電気等で毛羽立っていて、(4)乾燥している時であった。また、ポリエステル、アクリル、ナイロン等の合成繊維は生地の表面に毛羽があっても、炎に接しても表面フラッシュすることはないが、炎に接した部分が溶融して皮膚に付着する危険はある。



問題点

  • 綿やレーヨン等のように易燃性であり、かつ、熱で分解するセルロース系繊維素材で、生地の表面が起毛等して毛羽立っていて表面フラッシュするが、その旨の警告表示のない銘柄があった。また、表面フラッシュしやすい旨の警告表示があっても、表面フラッシュしない銘柄があったので、表面フラッシュに関する注意表示の徹底が望まれる。
  • 組成表示が家庭用品品質表示法の許容範囲を超えている銘柄があったので、組成表示の徹底が望まれる。


今後の予定

 テスト対象メーカーにテスト結果の説明を実施し、改善点について要望する。



動画

 通信環境に応じてお好きなファイルをダウンロードして下さい。(内容は全て同じです。)

表面フラッシュ[15フレーム/秒]


  1. QuickTime [1.11MB]
  2. Video for Winodws [2.02MB]

表面フラッシュ[10フレーム/秒]


  1. QuickTime [959KB]
  2. Video for Winodws [1.35MB]

表面フラッシュ[6フレーム/秒]


  1. QuickTime [467KB]
  2. Video for Winodws [851KB]

表面フラッシュ[10フレーム/秒]


  1. QuickTime [354KB]
  2. Video for Winodws [486KB]



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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