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[1999年9月6日:公表]

携帯電話機の「水濡れ」にご注意!

実施の理由

 「携帯電話機が壊れたので修理に出したら、原因が水濡れと言われた。水に濡らした覚えはなく、納得がいかないので調べてほしい」というテスト依頼があった。PIO‐NET(全国消費生活情報ネットワーク)に寄せられた携帯電話の品質・機能に関する相談のうち、水濡れに関するものがの94〜99年度までに101件あり、そのうち覚えがないのに水濡れと判断された事例が52.5%あった。このようなことから通常の使用状況でありうる「水濡れ」の故障が起きるかどうかを調べ、使用上の注意等について情報を提供することとする。



結果・現状

 5機種の携帯電話機を対象にテストを行った。

 電話機を汗で濡れたワイシャツなどの胸ポケットに入れて携帯する場合を想定したテストを80サイクル(80時間)まで行ったところ、ボタンが機能しなくなる等の不具合が発生した。テスト終了時には全機種とも水濡れ判定シールがにじみ、半数の携帯電話機が通話不能となり、内部に腐食等が確認されたものもあった。また寒い部屋から暖かい部屋に移動するなど、電話機が温度・湿度の変化を受ける場合を想定したテストを150サイクル行ったところ、ボタンが機能しなくなる等の不具合が発生したが、通話不能には至らなかった。



問題点

 構造的に「水濡れ」が起きやすいと思われる機種もあり、改善の余地はあるのではないかと思われる。

 事業者アンケートによると、電話機につけられた「水濡れ判定シール」の状態から水濡れを判断しているという回答があった。しかし水濡れ判定シールににじみが発生した時点と通話不能となる時点は必ずしも一致しておらず、水濡れ判定シールがにじんでいれば直接水に濡らしたことがなくても店頭窓口で保証期間内の無償修理を拒否されたり、買い替えを勧められたりする可能性があり得るのではないかと考えられる。



今後の予定

 水濡れをおこしやすい機種については、構造的な改善の可能性について検討を要望する。また各事業者には、水濡れ判定シールだけで安易に「水濡れ」と判断せず、必ず内部の観察も併せて実施し、内部の腐食が確認されない場合には保証期間内であれば保証の対象とするように要望する。
 また消費者にも携帯電話機の水濡れに関する取り扱いには注意し、何らかの工夫をすることが必要であることをアドバイスする。




本件連絡先
商品テスト部 電話 042-758-3165
消費者情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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