独立行政法人国民生活センター

検索メニュー

×閉じる

現在の位置:トップページ > 注目情報 > 発表情報 > 今月の苦情処理テスト等実施状況(1999年6月分)

ここから本文
[1999年8月6日:公表]

今月の苦情処理テスト等実施状況(1999年6月分)

 平成11年6月中の苦情処理テスト等の受入件数は3件であり、テストを実施し回答した件数は、前月までの受入分を含めて7件であった。受け入れの3件は、すべて消費生活センターおよび行政機関からのものであった。商品分類別の内訳では、被服品1件、車両・乗り物2件である。今年度の受入件数の累計は21件となった。

 実施した7件は、国民生活センターで受付けた相談の中からの依頼のもの2件、消費生活センターおよび行政機関からの依頼のもの5件である。商品分類別の内訳では、食料品2件、住居品2件、教養娯楽品1件、車両・乗り物2件である。今年度の実施件数の累計は17件となった。

商品テスト受入件数

テスト受入件数(()内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター (2) (1) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (3)
消費生活センター
および行政機関
(0) (3) (1) 1 (3) (0) (2) 2 (8) (1) 3 (18)
その他 (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0)
(2) (4) (1) 1 (3) (0) (2) 2 (8) (1) 3 (21)

テスト受入商品等

商品名:ピアス

苦情の申出内容

 一部がとれ耳に残った

商品名:自転車

苦情の申出内容

 前輪がロックした

商品名:軽乗用車

苦情の申出内容

 座席が燃えた

商品テスト実施件数

テスト実施件数(()内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 2 (2) (1) (0) (0) (0) (1) (0) (0) 2 (4)
消費生活センター
および行政機関
(1) 2 (4) (1) (1) (0) 1 (1) 2 (5) (0) 5 (13)
その他 (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0)
2 (3) 2 (5) (1) (1) (0) 1 (2) 2 (5) (0) 7 (17)

テスト結果の概要

商品名:電球形蛍光ランプ

経緯及びテスト依頼内容

 階段につけていた電球形蛍光ランプを朝方点灯させたところ、約30分後にビニールの溶けたような臭いがして発煙した。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

 発煙が生じた原因は、樹脂ケース内側に隣接するコンデンサの異常温度上昇あるいはコンデンサ内の絶縁フィルムが溶融・噴出した等によって、樹脂ケースに穴があき発煙に至ったと考えられる。コンデンサが異常温度上昇した原因としては品質や使用条件等の外的要因、またはそれらの組み合わせによることが考えられる。

商品名:自動車用フロントガラスカバー

経緯及びテスト依頼内容

 フロントガラスにかぶせ、固定ゴムひもの先のS字フックを車体にかけて固定する自動車用フロントガラスカバーを軽自動車に数回使用した。夜、点検に行ったところ、手に触れた瞬間にフックが外れて目に刺さった。この商品は危険なものではないか、フックの外れやすさと危険性について調べてほしい。

テスト結果の概要

 苦情品を車に装着して前後から送風したがカバーが外れることはなかった。しかし何らかの原因でフックが外れた場合、フックがゴムの張力により勢いよく跳ね上がりルーフの高さ以上に到達することが確認できた。モニターテストでもフックが小さくて持ちにくく、手から滑ってゴムの張力でフックが顔面に当たったケースもみられ、同様の事故が発生する可能性があると思われる。

商品名:風呂ブーツ

経緯及びテスト依頼内容

 塩化ビニルの風呂ブーツをはいて風呂清掃をしようとしたところ、滑って転倒し骨折した。風呂場は濡れていなかった。他のものと比べ、底の材質が滑りやすいように思うので調べてほしい。

テスト結果の概要

 床面が乾いた状態では、苦情同型品はモニターテストおよび滑り性試験でも滑りやすい方であった。濡れた状態の場合は、参考品と比べてモニターテストでは差があったものの滑り性試験では差がなかった。いずれにしても、濡れると乾いた状態に比べ滑りやすくなった。浴室の状況によっては参考品より滑りやすいと考えられるが、商品に問題があるほど滑りやすいか判断はむずかしい。

商品名:トマト缶詰

経緯及びテスト依頼内容

 1週間前に購入したトマトの缶詰を開け、捨てるために洗おうとしたところ中が錆びているのに気づいた。賞味期限以内なのに問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

 同型品3缶は開缶直後に錆は確認されなかった。内容物が缶壁に付着したまま時間が経過した場合、トマトの酸性が高くスズを腐食し、錆が出現する可能性がある。同型品内容物のスズは81〜130ppmであり、検出されなかった参考品に比べ多いものの、清涼飲料水の基準値を参考にすると特に問題なかった。

商品名:花火

経緯及びテスト依頼内容

 おもちゃの花火に点火するための火種(花火セットに付属)で花火に火をつけた瞬間、火薬が飛散してそばにいた姉がひどいやけどを負った。今後も同様の事故で被害が発生することが予測されるので、原因究明をして安全な商品としてもらいたい。

テスト結果の概要

 苦情品は火薬が3層構造になっており、第2薬が残っていたことから、着火用火薬または第1薬に着火の際に異常が起きたものと思われる。苦情品には第2薬に着火させた場合に生じる白い付着物も見当たらないことから、使用上の誤りはなかったと推測できる。条件を変えて保存した後の燃焼テストでは、異常燃焼は再現できず事故の原因を特定することはできなかった。

商品名:チャイルドシート

経緯及びテスト依頼内容

 チャイルドシートを2年間程度使用したところ、胸当てパッドが破損し子供が痛がった。約2年で破損するのは製品に問題があるのではないか、また安全性が確保されているのか調べてほしい。

テスト結果の概要

 幼児を拘束するための胸当てパッドの本体部(金属製)には亀裂等の異常は確認されず、衝突安全性には問題ないと判断された。しかしパッド取り付け部のポリウレタン樹脂に埋め込まれたプラスチック板の上端で亀裂が発生しており、亀裂箇所には樹脂の形成穴があることから応力が集中しやすい場所であった。また2年間の使用でポリウレタンが加水分解で劣化したことも考えられる。

商品名:包装米飯

経緯及びテスト依頼内容

 包装米飯を電子レンジで温めて食べようとしたところ、黒いネズミの糞のようなものが入っていた。不衛生な異物ではないか調べてほしい。

テスト結果の概要

 米飯中から検出された異物は、豆類でササゲに属するものであった。ササゲは一般に赤飯に使用されているが、異物のササゲは通常使用するものよりもはるかに小さいものであった。米に混入して一緒に炊飯されたものと推定され、衛生的な面からは特に問題ないといえる。ただ、白米中に黒褐色の異物が存在すると不快感を感じてしまうことは否めず、品質として好ましいとはいえない。