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[1999年6月4日:公表]

重傷になりやすい自転車の前輪ロックによる転倒事故

実施の理由

 「走行中、突然前輪がロックし、体が前に放り出され怪我をした」という自転車の前輪ロックによる転倒事故は、全国の消費生活センターや協力病院から危害情報システムに寄せられた過去5年間(平成6年〜10年)の事例を調べたところ89件の数に登った。前輪がロックした原因は、整備不良やスポークの折損、異物の車輪への挟み込みなどよるもののほか、消費者の注意不足による事故事例もあるので、走行に当たっては消費者も注意が必要である。国民生活センターで実施したテスト事例を通して前輪ロック事故防止のための情報を消費者に提供する。



結果・現状

 前輪ロックの事故原因について調査依頼があった4件のテスト事例では、前輪に異物を挟み込んだ痕跡が確認できたものや自転車の転倒などによりランプステーがスポーク側に変形し、走行中の振動によるランプの振れでランプのねじがスポークに引っ掛かり前輪がロックしたと思われる事例などがあった。また、危害情報システムに寄せられた過去5年間の前輪ロック事故89件の内容を見ると、前輪ロック事故の当事者の58%が10代以下で占められている。前輪ロックの事故の場合、97%の人が怪我をしており、怪我をした人の26%が鎖骨骨折や胸・背の骨折などで、治療に3週間以上を要する重傷を負っている。



問題点

 幼児用椅子に座らせた子供の足やハンドルに下げた傘・荷物などを前輪に挟み込んだため前輪ロック状態となった事例が多く見受けられた。このような状況の事故を防止するため前輪にガードを設けるなどの対策が必要である。



今後の予定

 新聞記者発表により消費者に注意を促すとともに、業界団体に対し公表資料を提出し、自転車の前輪ロックによる事故防止の対策を要望する。また、関係する通産省に公表資料を提供する。




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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