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[1996年8月14日:公表]

お年寄りも死亡!一口サイズのこんにゃく入りゼリー

消費者被害速報からNo.4

国民生活センター

 国民生活センターは、今まで「一口サイズのこんにゃく入りゼリーを乳幼児に与えるのは危険である」旨の警戒情報を出してきたが、その後、マスコミ報道を見た消費者から「被害は、高齢者にも起きている。乳幼児だけの問題ではない」という情報が寄せられた。1件は死亡事故、1件は喉に詰まらせて意識を失って倒れた拍子に腰を骨折したというものである(下記、事故25、事故26)。こんにゃく入りゼリーの事故はこれで26件になった(96年8月8日現在)。この2件のほか「87歳の男性が死亡した」という情報も寄せられているが、現時点で事実確認できていない。

 今までの事故24件のなかには、成人の事故も2件(50歳、85歳)含まれていたが、いずれも大事には至っていなかった。しかし、お年寄りの死亡事故が発生したことで、こんにゃく入りゼリーは幼児にとってだけでなく、お年寄りにとっても注意が必要な食べ物といえそうだ。

【事故25】(死亡事故)
 老人福祉施設に入所中の82歳の母が、こんにゃく入りゼリーを食べて喉に詰まらせ、仮死状態で発見された。隣接している病院で治療を受けたが、6日後に死亡した。施設では、こんにゃく入りゼリーは与えていないとのことなので、誰かにもらったものかもしれない。新聞に小さな子の死亡事故が載っていたが、老人にも事故があることを情報提供する。
(事故発生年月日:95年12月23日、茨城県)
【事故26】(窒息事故)
 83歳の義母が人にもらったこんにゃく入りゼリーを食べて喉に詰まらせ意識を失って倒れた。救急車が来る間にすごい咳をして意識が戻ったが、倒れたとき腰を打って圧迫骨折をし、治療中である。幼児だけでなく、年寄りにも危険であることを呼びかけてほしい。
(事故発生年月日:96年6月15日、山口県)

農林水産省、業界団体への要望

 国民生活センターは、96年8月9日付の文書で、全国こんにゃく協同組合連合会、(財)日本こんにゃく協会、全日本菓子協会及び全国菓子工業組合連合会に対し、下記の要望をした。

 また、本件の関係省庁である農林水産省食品流通局食品油脂課長に対し、要望事項に関して、事業者を指導するよう要望した。

(1)乳幼児が食べても安全なものにするために、口腔内で簡単につぶせる程度に柔らかくするなど、製品の抜本的な対策を実施すること。

(2)大人向けに、今のまま製品を販売するのであれば、「乳幼児には与えてはいけない」旨の警告表示をすること。
 その際には、他の表示事項より目立つように表示を工夫すること。

 なお、要望時点では、乳幼児の事故防止を主眼としていたが、今後、高齢者の事故にも注目していきたい。

本件問合わせ先 情報管理部 危害情報担当


※ この情報は、国民生活センター「危害情報システム」に報告された事故情報をもとに提供するもので、早期に消費者に危険を知らせることを目的としたものである。

追加情報「こんにゃく入りゼリーによる窒息事故一覧表」[PDF形式](72KB)

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