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[1999年4月6日:公表]

危ない! パワーウインドウに挟まれる事故

実施の理由

 パワーウインドウに誤って幼児が首を挟んで窒息死するといった事故を始め、消費生活センターや協力病院からも危害情報システムに指を挟み怪我をしたなどの事故事例が寄せられている。このような事故に対し、(社)日本自動車工業会では「スイッチの突出量、形状等の周辺条件を考慮し、誤作動しにくい構造にする」等の自主基準を設けたり、メーカーの中には異物を挟み込むとウインドウが反転して開くような対策をとっているところもある。そこで、販売台数の多いファミリータイプの乗用車を中心に、パワーウインドウが閉まる力や時間などについて調査し、その危険性や使用上の注意などを消費者に情報提供することとする。



結果・現状

 国産乗用車11銘柄(660〜2,000cc)と輸入車1銘柄(参考)のパワーウインドウを調べた結果は、次のとおりであった。

  1. (1) パワーウインドウの閉まる力は、15.3〜51.3kgfと銘柄により大きな違いがあった
  2. (2) 動作中のパワーウインドウ(閉まる力が30.1kgf)を女性では静止できないことがある
  3. (3) パワーウインドウの力(閉まる力が30.1kgf)を危険と感じた人の割合は20人中18人であった
  4. (4) パワーウインドウは、2.0〜3.8秒で全閉した
  5. (5) 挟み込み防止機構を採用している銘柄があったが、装備の内容に違いがあった
  6. (6) 全閉する直前では、1cm足らずのものを挟むと挟み込み防止機構が機能しないものがあった


問題点

 パワーウインドウの閉まる力がかなり大きいものがあることや挟み込み防止機構の装備状況やその内容が異なっているため、パワーウインドウによる事故防止の観点から、「パワーウインドウの閉まる力をより小さくする」、「全てのパワーウインドウに挟み込み防止機構等の安全機構を装備する」等の対応が必要と考えられる。



その他

 新聞記者発表を実施するとともに、業界団体に対し要望書と公表資料を提出し、乗用車のパワーウインドウによる事故防止の対策を要望する。また、関係する運輸省、通産省に公表資料を提供する。




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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