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[1999年3月5日:公表]

石油系ドライクリーニング溶剤の衣類への残留に関するテスト結果

実施の理由

 ドライクリーニング溶剤が衣服に残留していたことによる皮膚障害が、毎年、PIO−NETに報告されている。このうちクリーニング溶剤が分かっている場合は、ほとんど石油系溶剤が原因である。そこで皮膚障害を防ぐために、石油系溶剤を用いたクリーニングテストやクリーニング店実態調査を行い、どのような衣服に溶剤が残留しやすく、クリーニング返却後、消費者はどのように扱えばよいのか情報提供する。

結果・現状

 合成皮革の銀面調の衣服(今回の調査はズボンが中心)は、溶剤が残留したまま返却される実態があったため、消費者としても、皮膚障害を防ぐ上で、クリーニング後に異臭がする場合は着用を控えたほうが良い。そして、クリーニング店に再乾燥してもらうか、日陰の風通しの良いところで臭いがなくなるまで干してから着用、保管する。また、溶剤が抜けにくいので、ポリ袋に入れた保管は行わないこと。

問題点

 クリーニング店(32店)実態調査を行った結果、一部のクリーニング店で乾燥が不十分であったため、溶剤が残留する場合があった。また、コインドライ(1店)を利用してみた結果、クリーニング店に依頼したときは、残留があまり認められなかった衣服に、乾燥直後は石油系溶剤の残留が認められた。皮膚障害を防ぐため、クリーニング店、消費者ともに注意が必要な現状であった。

今後の予定

 同日に当該の業界団体に結果を説明し、クリーニング後十分乾燥を行ってから消費者に返却すること、返却時には消費者に注意を促してほしい旨などを要望する。


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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