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[1999年3月5日:公表]

クリーニングした衣料で化学やけど!
−残留したドライクリーニング溶剤で−

実施の理由

 ドライクリーニングした衣類にクリーニング溶剤が残留していたために身体にトラブルが発生したという事故が1988年4月以降162件寄せられている。このうち、153件は溶剤の接触による皮膚の被害(以下、化学やけど)であり、9件は溶剤によって眼などに障害が出たなどの事故である。そこでドライクリーニング溶剤の残留トラブルの実態と消費者への注意事項をまとめた。



結果・現状

 化学やけどになった衣類はズボンが断然多く、素材では、合成皮革、レザー、革などの皮革が多い。化学やけどは夏場に少なく冬場に多い。20〜40歳代の女性に多く、被害を受けた部位は大腿・下腿が多い。 その他の事故には、残留したクリーニング溶剤によって目が痛くなる、気分が悪くなる等のシックハウス症候群に似た症状を訴えるケースがある。症状は首から上が多く、治療期間は比較的短い。



問題点

 クリーニング溶剤による化学やけどは3〜1ヵ月の治療が21%、1ヵ月以上の治療が24%と治療に時間がかかることが多い。臭いがしているのに着用して被害にあっているケースもある。クリーニング店はクリーニング溶剤が残留しないように消費者に手渡す前に衣類を十分乾燥させることが必要である。また被害を避けるための具体的な取扱いについて消費者に注意を促すことも大切である。



その他

  1. (1)クリーニング店に対して
    1. [1]ドライクリーニング後、溶剤が残留しないように十分乾燥を行ってから消費者に返却すること、
    2. [2]溶剤が残留しやすい衣類の場合は、溶剤による被害が起きる可能性と被害を避けるための具体的な取扱いについて、わかりやすい表示を添えるなど、被害の防止についての情報を消費者に伝えるよう指導すること、
  2. (2)コインドライ機の設置者に対して、石油系溶剤の残留の危険性や着用の注意について指導することを、各々業界団体に要望する。



本件連絡先 消費者情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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