[本文へ] 消費生活・消費者問題に関する事例や対処方法を紹介しています。

現在の位置 : トップページ > 注目情報 > 発表情報 > 今月の苦情処理テスト等実施状況(1998年11月分)

[1999年1月7日:公表]

今月の苦情処理テスト等実施状況(1998年11月分)

 平成10年11月中の苦情処理テスト等の受入件数は2件であり、テストを実施し回答した件数は、前月までの受入分を含めて5件であった。受け入れの2件は、消費生活センターおよび行政機関からの依頼である。商品分類別の内訳では、被服品2件である。今年度の受入件数の累計は39件となった。

 実施した5件は、国民生活センターで受け付けたものが1件、消費生活センターおよび行政機関からの依頼のものが4件である。商品分類別の内訳では、食料品1件、光熱水品1件、教養娯楽品1件、車両・乗り物が2件である。今年度の実施件数の累計は37件となった。


商品テスト受入件数

テスト受入件数(()内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター (1) (1) (2) (0) (0) (0) (3) (1) (8)
消費生活センター
および行政機関
(1) (4) (3) 2 (5) (4) (4) (10) (0) 2 (31)
その他 (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0)
(2) (5) (5) 2 (5) (4) (4) (13) (1) 2 (39)

テスト受入商品等

商品名:サンダル

苦情の申出内容

 靴底がはがれた

商品名:バッグ

苦情の申出内容

 悪臭がする



商品テスト実施件数

テスト実施件数(()内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 1 (1) (1) (2) (0) (0) (0) (0) (4) 1 (8)
消費生活センター
および行政機関
(2) (5) 1 (1) (2) (4) 1 (4) 2 (11) (0) 4 (29)
その他 (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0)
1 (3) (6) 1 (3) (2) (4) 1 (4) 2 (15) (0) 5 (37)

テスト結果の概要

商品名:ガソリン

経緯及びテスト依頼内容

 約6年間使用してきた小型乗用車がエンジンがかからなくなったためディーラーに修理を依頼をしたところ、粗悪ガソリンが原因でバルブに異物が付着して動かなくなっていたためであるといわれた。ガソリンは数年来同じスタンドでいれていた。ガソリンの品質について調べてほしい。

テスト結果の概要

 当該ガソリンの実在ガムは規定値を大きく超え、問題のある品質だったため、このことがエンジンの故障の原因だった可能性が高い。一方、数年来購入してきたとするガソリンスタンドから入手した新品ガソリンは実在ガム等の品質に問題は見られず、なぜ当該品に実在ガムが多かったのかは不明である。

商品名:小型乗用車

経緯及びテスト依頼内容

 3年前に購入した小型乗用車を時速40?/hで小雨の中を走行中、急にハンドルが軽くなり操舵不能となった。セクターシャフトが折損していたが、事故の衝撃でシャフトが折れたといわれたので納得いかない。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

 ステアリングギアボックスを車体に固定するボルトが曲っていたことからこの部分に大きな力が加わったと推測できる。また、シャフトの断面には徐々に破壊が進行した痕跡は見られず一瞬の破断であったと判断できる。したがってセクターシャフトは事故以前に破断したのではなく、衝突で左前輪に加わった大きな衝撃力が伝わり、ねじりモーメントで破断したものと思われる。

商品名:清涼飲料水

経緯及びテスト依頼内容

 清涼飲料水に白いフケ状のものが浮遊している。サイズの異なる同種品からカビ検出されたとして回収されていることからこれもカビではないか。カビではない場合は何であるのか調べてほしい。

テスト結果の概要

 浮遊していた白い異物はカビではなかった。また、振り動かしたり冷却と室温での放置を繰り返しているうちに減少しごくわずかしか認められなくなった。購入した同型品にも非常に少量ではあったが浮遊物が認められ、表示にも「果汁等内容成分が粒子となり目立つ場合もある」とあったため、異物はもともと原材料に含まれていた物質が析出した可能性が考えられる。

商品名:自転車

経緯及びテスト依頼内容

 2年半前に購入したロードレーサータイプの自転車で下り坂を約40?/hで走行中、ハンドルがぶれ出したため危険を感じ前後輪を急制動したが転倒した。腕と脚に擦過傷、肩と腰を打撲した。ハンドルがぶれた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

 (1)前輪ハブのクイックレリーズの締め付け方法が誤っていた(2) ヘッド部の上玉押しがゆるかった(3)前輪のスポーク張力にばらつきがあった、等数箇所不具合が確認でき、これらが単独もしくは複合的に作用してハンドルぶれの原因となった可能性も考えられた。しかし、走行試験路で実走行テストした結果、ハンドルぶれは発生せず明確な原因は特定できなかった。

商品名:ビデオカメラ

経緯及びテスト依頼内容

 購入後半年のビデオカメラがピントがずれるようになったので修理を依頼したが「内部の基板部分が冠水により腐食している。動物の毛のようなものも入っている。冠水は消費者の過失によるものなので修理は有料である」といわれた。水のかかるような使い方をした覚えはないので納得できない。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

 動物の毛のようなものは繊維系のほこりで今回の故障とは無関係であった。ピント制御回路を含む基板部分等に数箇所水分による腐食が認められた。今回の故障の原因はこの腐食によるものであったと言える。水分は上部の外部コネクター部分から侵入したと考えられるが、水分がいつどのような状況で侵入したかについては不明である。



発表情報トップページへ

ページトップへ