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[1998年12月4日:公表]

今月の苦情処理テスト等実施状況(1998年10月分)

 平成10年10月中の苦情処理テスト等の受入件数は8件であり、テストを実施し回答した件数は、前月までの受入分を含めて5件であった。受入れの8件は、国民生活センターで受付けた相談の中からテストするものが1件、消費生活センターおよび行政機関からの依頼が7件である。商品分類別の内訳では、食料品1件、住居品1件、光熱水品1件、被服品1件、教養娯楽品1件、車両・乗り物3件である。今年度の受入件数の累計は37件となった。

 実施した5件は、国民生活センターで受付けたものが4件、消費生活センターおよび行政機関からの依頼のものが1件である。商品分類別の内訳では、住居品2件、光熱水品1件、車両・乗り物が2件である。今年度の実施件数の累計は32件となった。


商品テスト受入件数

テスト受入件数(()内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター 1 (1) (1) (2) (0) (0) (0) (3) (1) 1 (8)
消費生活センター
および行政機関
(1) 1 (4) 1 (3) 1 (3) (4) 1 (4) 3 (10) (0) 7 (29)
その他 (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0)
1 (2) 1 (5) 1 (5) 1 (3) (4) 1 (4) 3 (13) (1) 8 (37)

テスト受入商品等

商品名:清涼飲料水

苦情の申出内容

 異物混入

商品名:電気掃除機灯

苦情の申出内容

 交換用フィルターでごみの吸取性能が低下

商品名:アルカリ乾電池

苦情の申出内容

 破裂

商品名:スニーカー

苦情の申出内容

 ひもがほどけやすい

商品名:ビデオカメラ

苦情の申出内容

 ピントがずれる

商品名:軽乗用車

苦情の申出内容

 ナックルアームとタイロッドエンドの折損

商品名:小型乗用車

苦情の申出内容

 シャフトの折損

商品名:自転車

苦情の申出内容

 前輪のぶれ



商品テスト実施件数

テスト実施件数(()内は年度累計件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
国民生活センター (0) 1 (1) 1 (2) (0) (0) (0) 2 (4) (0) 4 (7)
消費生活センター
および行政機関
(2) 1 (5) (0) (2) (4) (3) (9) (0) 1 (25)
その他 (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0)
(2) 2 (6) 1 (2) (2) (4) (3) 2 (13) (0) 5 (32)

テスト結果の概要

商品名:干しのり用乾燥剤

経緯及びテスト依頼内容

 6歳の子供が干しのり用乾燥剤の袋に水を含ませ洗面所で遊んでいた。母親が子供の「熱い」という悲鳴で駆けつけた時には腹部あたりの洋服が燃えていた。注意書きには発熱することは書かれていたが発火するとは書かれていなかった。発火する恐れがあるのかどうか調べてほしい。

テスト結果の概要

 乾燥剤に水を注入したところ乾燥剤の袋が一部焦げたが発火はせず、水注入後1分で最高温度の約300℃に達した。一般的な繊維の発火点(400℃以上)には至らなかった。また、乾燥剤の内容量(9g)から発火に至ることは通常ないと考えられる。この乾燥剤には注意表示があったがより見やすく危険の内容を具体的に表示することで事故の未然防止につながると思われる。

商品名:チャイルドシート

経緯及びテスト依頼内容

 50〜60?/時で走行中曲りきれずガードレールにぶつかり、助手席のチャイルドシートにのせていた子供が死亡した。シートベルトを装着していなかったことやチャイルドシートの取付け穴に間違いがあったためと思われるが、このような装着による事故時の危険性について調べてほしい。

テスト結果の概要

 ベルト通し穴を間違えた場合には、堅固な装着状態といえず安全上問題があることが確認できた。なお、原因の1つとして考えられるのは、急制動テストの結果、ロッキングクリップが外れている場合、30?/時でもベルトの通し穴の位置の正誤にかかわらず幼児の頭部がダッシュボードに衝突することが確認できた。

商品名:普通乗用車

経緯及びテスト依頼内容

 自宅駐車場で車庫入れの際、急に回転数があがり物置にぶつかった。さらにバックにギアをいれたところ、再度後へ急発進した。当該車両は昨年も同時期に同様な事故があった。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

 アクセルバルブからスロットバルブまでの関連機器の動作状態に引っかかり等の不具合はなく、事故時を想定して発進停止を繰り返したが異常は認められなかった。セレクトレバーの位置と車の挙動は一致しており、ブレーキペダルは踏みごたえがあり車両を確実に停止させることができた。以上から車両に大きな異常は認められず事故の原因は特定できなかった。

商品名:ガスバーナー

経緯及びテスト依頼内容

 ガスバーナーで雑草を焼いていた時に、突然火口の反対側から火が出て本体を溶かし、手に火傷をした。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

 ボンベを上下逆さの状態で使用し続けると炎が大きくなることが確認されたが樹脂ボディーが溶融する程の本体温度上昇は認められなかった。しかし雑草を焼き払うと燃え続ける草の炎や火口からの炎が本体に近づき本体の温度上昇や樹脂ボディーの焼損等が確認された。事故は逆さ状態で使用し続けたことに加え使用状況による影響が重なり起こった可能性があると思われる。

商品名:ニッケル・カドミウム単3形蓄電池

経緯及びテスト依頼内容

 充電中に音がして同時に液漏れがあった。原因を調べてほしい。というテスト依頼をしたところ「内部ガス圧が上昇して安全弁から内部電解液が霧状に噴出したものである」との回答であった。追加して、逆充電した場合、外部ショートさせた場合の再現テストをしてさらに原因を考察してほしい。

テスト結果の概要

 充電器の電池装填部分の構造からみて逆充電は通常では起こり得ないことがわかった。外部ショートについては苦情品と同様なチューブの縦方向への亀裂が生じることがわかった。したがって、充電中において+極付近の外装チューブの一部が破れ小さな金属片が+極と破れた部分(−極)とをつなぎ、はずれないまま充電を行った場合には苦情品と同様な状態が生じ得る。



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