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[1998年12月4日:公表]

「高速回転をするヨーヨー」−使い方によっては目にケガをするなど危険を生じることも−

苦情処理テストから No.8


実施の理由

 「約1週間前に購入したプラスチック製のヨーヨーを8歳の男児が使用していたところ突然本体(円盤)が2つに分解し、分解した片方が右目を直撃し、失明の危険となるような怪我をした。」とのことから、苦情処理テストの依頼が寄せられた。
テストの結果、構造の商品は使い方によっては危険な状態になることが考えられ、また、他に同種構造のものも売られていることやPIO−NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)にもヨーヨーによる危害情報などがみられることから、他の商品の構造や取扱説明書の状況等も含めて調べ、被害の未然防止・拡大防止に努めることとした。



結果・現状

 苦情処理テストの結果、新品時には繰り返し使っても、2つの円盤が分解しなかったが、分解してオイルを円盤軸に付けたり、繰り返し分解することにより緩みやすくなったり、使用中に分解すること等が考えられた。このような円盤2枚をネジを切った軸で繋ぎ組み立てる構造のものは他にもみられ、これらのものはすべて高速回転をするベアリング付のヨーヨーであった。取扱説明書には、緩みに対する注意や締めつけ方の注意が十分とは言えず、構造も繰り返し使った場合には、緩みや不意に分解する恐れのあるものであった。

 なお、PIO−NETの内容をみると相談・問い合わせ件数の全件数は116で1997年が90件、1998が22件と、ここ1〜2年に集中しており、危害情報では小学生(8〜11歳)の事故が比較的多くみられるのが特徴である。



問題点

高速回転をしやすくさせるために、オイルを付けるものがあったり、ひもの交換などメンテナンスを行うために、分解や組立を頻繁に行う商品である。オイルがネジ部に付いてしまうと使用中に緩みやすくなることもあった。組立てた場合の緩み止めがない構造であった。また、取扱説明書などに緩みに対する注意や、締めつけ方の注意も不十分であった。このため、(1)本体が不意に分解したりしない構造にしたり、(2)取扱説明書で安全性について注意、喚起すること。また、年少者が使い事故がおおいことをみると(3)現在の使用年齢(8歳以上の表示が多い)などが適当であるか等、今後検討が必要と考えられる。



今後の予定

 この商品の関係業界であるJYYA(ジャパンヨーヨーアソシエーション)や 日本玩具協会に情報提供・要望を行う。関係省庁、各地消費生活センター等には 記者説明資料をもって情報提供を行う。




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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