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[1998年7月7日:公表]

特別調査「乳幼児の車内事故問題に関する調査」
−チャイルドシートを中心に−

実施の理由

 交通事故統計によると、最近、自動車内での乳幼児の傷害事故が増大している。中でも重傷に至る率はチャイルドシート非着用のケースが著しく高いという結果が報告されている。そこでチャイルドシートの着用、非着用と事故発生の関連性、その品質に関する苦情、自動車との適合性、諸外国の法制化の実情、メーカーの消費者対応等について調査を行った。



結果・現状

 PIO−NETには金具による火傷や、ベルトが首に巻き付く、あるいはシートごと転落するといった、死亡事故も含め危害がらみのものや、自動車との適合性が悪くうまく取り付かないなど50件を越える苦情が寄せられている。適合性に関するテストでは、自動車やチャイルドシートの構造から、しっかり取り付けられない安全上問題があるケースが多く見られた。また装着には力とコツが必要であることも分かった。業界へのアンケート調査では自動車側にチャイルドシート取付のための装備が、チャイルドシート側に適合性に関する表示や危険表示がまだ十分でないことが分かった。着用義務については欧米を始めとする諸外国では法制化が進んでおり、細目にわたった安全基準も設けられている。



問題点

 シートベルト着用が義務づけられているのに反して、チャイルドシートの着用は義務づけられてはおらず、その法制化が重要な課題といえる。またチャイルドシート自体の安全性や品質の改善、適合性の確保、選び方についての情報提供、価格の低廉化が求められている。併せて現状は着用についての消費者啓発が立ち遅れており、今後の課題といえよう。



今後の予定

 今後、着用義務の法制化など関係各方面への働きかけを行い、また品質や表示の改善等についてもメーカなどに要望していきたい。



その他

 乳幼児の車内事故については、これまでもシートレールによる傷害事故なども取り上げてきたが、今回さらにパワーウインドーやドアによる挟み込み事故等についても調査を行った。事故防止の対策が急がれる。




本件連絡先 相談部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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