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[1998年6月1日:公表]

収入を得るつもりが、お金を払っただけ…「ワープロ入力内職」の勧誘に気をつけて

 消費者被害速報 No.22

 ワープロ入力をする内職に関連した相談が急増している。そのほとんどは電話や折込広告で勧誘が行われたケースである。「高額なワープロ等を買わされただけで内職はあっせんしてくれなかった」「登録料の名目で現金をだましとられた」等さまざまなトラブルが起こっており十分に注意する必要がある。


相談件数等

 1992年度までは100件未満で推移していたが、93年度に100件を超えてから急増し始め、93〜97年度の5年間で、合計5003件の相談が寄せられている(98年5月27日までの入力分)。

  1. (1) 年度別件数

    ワープロ入力内職勧誘年度別相談件数

  2. (2) 当事者の属性(不明を除く)
    [性別]
    女性 4378件(88.9%)
    男性 546件(11.1%)
    [年代別]
    平均 29歳
    20歳代 2800件(57.4%)
    30歳代 1656件(34.0%)
    [職業等別]
    家事従事者 2787件(57.1%)
    給与生活者 1566件(32.1%)
  3. (3) 平均契約金額 約 39万5千円 平均既支払金額 約 8万7千円
  4. (4) 発生地域
    相談は全国的に発生している。


相談のパターン

  1. 勧誘
    • 自宅に業者から電話があり「専用のワープロ等を購入して試験に合格すれば月に8〜10万円の収入になる」「登録料を払えば仕事をあっせんする」「ワープロ内職の仕事を回すがワープロ講座を受けるのが条件」といった勧誘を受ける。
    • 「初めての人でもすぐに高収入の在宅ビジネス」「安定した副収入」といった内容のワープロ内職の折込チラシ広告が入る。

      (この段階で「信用できるか」と相談を寄せる消費者も多い)

  2. 契約
    • 「仕事をあっせんしてくれる」「収入が得られる」と思い、ワープロ、ワープロソフト・教材、ワープロ講座等の契約をしたり、登録料、保証金、入会金等の名目の金銭を払う。

      (この段階で「解約したい」と相談を寄せる消費者も多い)

  3. トラブル発生!
    • 仕事をあっせんしてくれない(「チラシを見て申し込んだら内職のマニュアル本を送ってきただけ」「仕事がない場合は登録料等を返すという約束が守られない」という例もある)。
    • 説明どおりの収入が得られない(仕事をほんの少ししか回してくれない、1枚当たりの単価は800円と言ったのに100円だった等)。
    • 試験に受からない(簡単で誰でも受かると言っていたのに難しくて受からない、業者の合格基準に疑問がある、分からないところは指導すると言ったのに対応してくれない等)。
    • 業者と連絡がとれなくなった。


消費者へのアドバイス

  1. (1) ワープロ入力をする内職で、業者が言うように簡単に高収入を得られるとは考えにくい。また、業者がセールストークどおり内職をあっせんしてくれる保証もない。事前にいろいろな名目でお金を支払わせる業者、安易に収入を約束する業者、強引な勧誘をする業者、契約や支払いを急がせる業者、納得できる説明をしない業者は信用しないこと。
  2. (2) 電話勧誘販売でワープロ、ワープロソフト・教材、ワープロ講座の契約をした場合は、法定書面を交付された日から8日以内であればクーリング・オフ(無条件解約)ができる。
  3. (3) とにかく早めに最寄りの消費生活センターに相談すること。



 ※この情報は、パイオネットPIO−NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に入力された相談のうち、非常に新手の商法・販売手口である事例や、最近相談が急増している事例について速報性を最優先に情報提供するものである。


本件連絡先 消費者情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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