[本文へ] 消費生活・消費者問題に関する事例や対処方法を紹介しています。

現在の位置 : トップページ > 注目情報 > 発表情報 > 注意!高めに出る傾向にある耳式体温計

[1998年4月21日:公表]

注意!高めに出る傾向にある耳式体温計

苦情処理テストから No.5


実施の理由

 最近、温度測定用の赤外線センサー部を耳の中に入れ、数秒程度の極めて短い時間で体温が計測できる「耳式体温計」が販売されている。この耳式体温計を購入した消費者から「従来の体温計と比べて体温が高く出る」などの苦情相談が寄せられ、テスト依頼を受けた。そこで、苦情の銘柄を含め、現在、市販されている耳式体温計について、従来タイプのガラス製体温計などと比較して、どのような特徴があるのかテストし、消費者に情報を提供することとした。



結果・現状

ガラス製体温計と比べて低めに出る場合もあるが、どちらかと言えば高い値を示す傾向にある

モニターによる実使用テストでは、苦情相談事例のようにガラス製体温計に比べると高い検温値を示す人の割合が75%と高くなる傾向にあった。

使用する場合には、特徴をよく理解する必要がある

耳式体温計は、わきの下で計るガラス製体温計などの検温時間(5分以上)に比べ1〜3秒と極めて短い時間で体温を知ることができるため、「むずかる赤ちゃんや、じっとしてくれない幼児などの検温が簡単にできる」などのメリットがある。ただ、今のところどういう商品なのかあまり知られておらず、その特徴や使用方法をよく理解して使う必要があると言える。



問題点

 耳式体温計は、全く新しいタイプの体温計であるため、商品の理解度が浅い消費者が多い。メーカーは、耳式体温計の検温値、測定方法など、従来のわきの下(又は口内)で計る体温計との違いも含め、店頭での説明やわかりやすい取扱説明書など消費者の理解が深まるような対応が必要と考えられる。



今後の予定

 テスト対象メーカーに対し公表資料を提供し、耳式体温計に対する消費者の理解を深めるような対応を要望する。




本件連絡先 商品テスト部
電話 0427-58-3165

※[PDF形式]で作成した文書を開くにはAdobe Readerが必要となります。PDF形式の閲覧方法について


発表情報トップページへ

ページトップへ