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[1996年11月5日:公表]

家庭用生ごみ処理機の商品テスト結果−冬・春・夏と使ってみて−

 家庭で生ごみを処理できる「生ごみ処理機」について、記事NO.891で冬期間に使用したテスト結果を掲載した。

 今回は、引き続き2方式5銘柄について春、夏にテストを行い、性能や使い勝手、経済性などについて調べた。

テスト結果は……

  • 生ごみの減少率(重量比)は冬期より春、夏の方が減少率が大きくなる傾向がある。また温風乾燥方式より微生物分解方式のほうが減少率は大きかった。
  • 冬、春、夏の3シーズンを通した平均でみると、最も減ったのは[生ごみ ](減少率91.3%)次いで[ ](90.2%)。最も少なかったのは[ ](75.0%)。
  • 微生物分解方式の中でヒーターのない[MAM]は冬期の減少率が63.5%、外気温の高くなる夏期は91.4%で差が大きかった。
  • 冬、春、夏を通じて全銘柄とも生ごみ処理機内から虫の発生はなかった。 処理サイクルが長いのでチップ交換、生ごみの取り出し時期がわかりにくかったのは[BIO12][生ごみ ][MAM]。
  • 処理期間が5日間と短い[ ]はチップ交換、ごみの取り出し掃除がしやすい。
  • 1か月の電気代、チップ代が最も高かったのは[MAM]。電気代だけでは[ ]が高かった。

※購入時期:95年11月
 テスト時期:95年12月〜96年9月
※このテスト結果は、テストした商品のみに関するものです。
※このテスト結果は屋外で行ったものである。
※平均気温は、冬(12月〜1月)5.4℃、春(3〜5月)12.2℃、夏(6〜8月)24.4℃であった。

使うときのアドバイス

よく考えて使おう

 生ごみ処理機は、価格が高くコストもかかるが、ごみの減量にはそれなりの効果がある。また、コンポスト容器に比べにおいが少ないなど、使いやすいといえる。利用するときは次の点に留意しよう。

1.2つの方式では使い勝手が大きく異なるので、特徴を考えて選ぶ。

◆方式ごとの使い勝手の相違点
[微生物分解方式]
  • 処理サイクルが1.5〜4か月と長いので、処理後の生ごみの取り出しなど長時間しなくてすみ、使用中の手間はかからない。
  • ただしチップ交換・ごみの取り出しのとき本体の移動、ごみの取り出しなどの作業がたいへん。
  • チップ交換をしたばかりのときは、あまりにおわないが、日数がたちチップの能力が低下すると、においが気になってくる。
  • 屋外の設置スペースは温風乾燥方式よりも必要。
[温風乾燥方式]
  • 5日間に1回は、処理後の生ごみの取り出しをする必要があり、使用中の手間がかかる。
  • ごみの取り出しや掃除は簡単。
  • 機械の作動中は必ずにおうが、食べ物をこがしたようなにおいで、あまり気になるにおいではない。
  • カタログによれば、屋外でも屋内でも使用できる。設置スペースは微生物分解方式より小さい。

2.作業スペースと電源が必要

 生ごみ処理機を使うには、設置するスペースのほか、電源が必要だ。微生物分解方式では、チップ交換のときの廃棄・投入作業のためのスペースも必要。

3.チップが手に入りやすいか

 微生物分解方式では、定期的にチップの交換が必要だが、投入チップはメーカーごとにちがうため、定期的にチップを買える店を探しておく。

4.補助金制度のある自治体もある

 高価な商品なので、自治体によっては補助金制度などを設けているところもあるので、自分の市町村に問い合わせてみる。

微生物分解方式のにおいの弱め方

--------ただし手間と費用がかさみます------------------

 微生物分解方式で、においがきつくなったときは、生ごみの投入をひかえたり、チップ交換をまめに行うと(においがチップに吸着されている)、においぞ錫鮠錫 せっかくだからエコライフ!

  • 処理後の生ごみは堆肥などに

     生ごみ処理機の処理後のごみは、燃えるごみとして処分するか堆肥として利用するかだが、ごみ問題を考えれば、(せっかく生ごみ処理機を使うのだから)できるだけ堆肥として利用しよう。

  • 生ごみを作らない、出さない

     ひとりひとりが、できるだけ生ごみを作らない、出さないことが効果的。食品を買いすぎない。冷蔵庫の中身をよく管理するなど、食品を腐らせない。食事は作りすぎない。残り物は調理しなおして再利用。

生ごみ処理機に投入してはいけないごみの例

  • 貝殻類(かにの殻・甲羅を含む)、牛や豚の骨、タケノコやトウモロコシの皮、、花や落ち葉、ガム、種子類(桃、梅干しなど)、つまようじ・割りばしなどの木片類
  • たばこの吸い殻、灰、化学薬品、医薬品、食品の乾燥剤、大量の塩や塩分が多いもの
  • 液体の流し込み、(油、しょうゆ、みそ汁、牛乳、ジュース、酒類など)、においの強いもの(大量の魚の内蔵など)
  • その他、人間の食べられないもの、通常考えられる生ごみ以外のもの

注:投入してはいけないものは、各銘柄ごとに異なるので取扱説明書をよく読む


本件連絡先 商品テスト部
電話 0427-58-3165