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[1996年7月4日:公表]
UVケアをうたった化粧水・乳液<抜粋>
−銘柄名に「ホワイト」が入った商品を対象に−
以前から紫外線対策には日焼け止めクリームやファンデーションが使われてきたが、最近は化粧水や乳液の基礎化粧品にも「UVケア」がうたわれたものが多くなっている。
そこでUVケアをうたった化粧水9銘柄、乳液4銘柄、参考品として下地クリーム2銘柄、ファンデーション3銘柄について紫外線防止効果、紫外線防止成分、美白効果などに付いて調べた。
テスト結果は……
- 紫外線のB波の(主に皮膚を赤くする作用がある)防止効果を示すSPFを調べたら紫外線防止効果をうたった化粧水、乳液の中では[リベーヌナチュール ホワイトケアミルク]がSPF6程度だったほかはどの銘柄もSPFが1程度(何も塗らないときとほぼ同じ)で紫外線防止防止効果は期待できないものだった。
参考品の下地クリームはSPF 5〜10、ファンデーションはSPF16〜20と高かった。 - 実際に塗っている量を調べてみると公的測定法の規定量よりかなり少なく、実使用時の防止効果は表示値の半分程度だった。
- 紫外線防止成分は参考品も含めると9銘柄に有機系の紫外線吸収材が含まれていた。
- 化粧水、乳液13銘柄中、美白効果に有効な成分ビタミンCが含まれていたのは8銘柄だった。しかしその量は1銘柄を除き微量だった。
- 1回使用量あたりの費用はセルフ販売品は化粧水、乳液両方つけて10円程度、対面販売品の下地クリーム、ファンデーション両方あわせて50〜90円だった。
※このテスト結果は購入した商品のみに関するものです。
購入 :1995年12月
テスト:1995年12月〜1996年6月
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たしかな目8月号(7月7日発行)