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[2020年10月:公表]

液体とジェルタイプの除菌・消毒・手指洗浄用アルコールのエタノール濃度(報道発表)

目的

手指からの新型コロナウイルスの除去には、流水と石けんでの手洗いが有効とされているが、それができないときにアルコール消毒液が有効であるとされている中、PIO-NETには、新型コロナウイルスに関連した相談のうち、除菌や消毒等を目的とするアルコール含有商品について、商品の安全・品質や表示に関する相談情報が、2020年7月末までで689件寄せられている。2020年度に入り除菌・消毒・手指洗浄用アルコールに関するテスト依頼が当センターにも複数件あり、商品テストの結果、商品本体の表示等に問題がみられるものがあった。そこで、現在販売されている除菌・消毒・手指洗浄用アルコールを対象に、エタノール濃度や表示等を調べ、消費者に情報提供することとした。

テスト結果の概要

手指からの新型コロナウイルスの除去には、流水と石けんでの手洗いが有効とされている。こまめな手洗いを心がけること。それができないときに用いる消毒用アルコールは、通常、エタノール濃度が70容量%のものの使用が推奨されており、70容量%以上のものが入手困難な場合は60容量%台のものでも差し支えないとされている。除菌・消毒・手指洗浄用のアルコールは、「医薬品」、「医薬部外品」、「化粧品」、「雑品」の様々な商品が販売されているが、それぞれ使用できる範囲や表示できる効能効果に違いがある。手指など人体の消毒・殺菌に用いる場合は、品質、有効性、人体への安全性が確認された「医薬品」や「医薬部外品」の消毒用アルコールを使用するようにすること。「雑品」は基本的に手指の消毒を目的としたものではないので注意が必要である。商品本体に濃度表示がみられた銘柄で、エタノール濃度が表示濃度より1割以上低いものはほぼなかった。「医薬品」や「医薬部外品」が手に入らないときに、アルコールによる除菌等を目的として使用する商品を選択する際には、商品本体に記載の濃度表示を参考にし、60容量%以上のエタノールを含むものを使用すると良い。なお、物品の消毒に関しては、アルコール以外に次亜塩素酸ナトリウム(0.05%)が有効であることが分かっている。また、家庭用の洗剤等の中にも有効な成分が含まれていることが検証されている。目的に応じて適切に使うことが大切である。アルコール濃度が60重量%を超えていた銘柄について、商品本体に消防法上の危険物として必要な表示があるかを調べたところ、「火気厳禁」等の表示がないものがあった。高濃度のアルコールは一般的にいずれも可燃性で、引火の危険性がある。使用する際は火気を避け、使用する場所では換気をすること。

公表年月日

2020年9月17日