刈払機(自走式)
受付番号:2019009
目的
刈払機(自走式)を使用中、突然エンジンが故障した。エンジンが故障した原因を調べてほしい。
テスト結果の概要
苦情品のエンジンは排気バルブの傘部が稼働中に脱落し、ピストンとシリンダヘッド部に何度か挟まれることで各部を破損させ、エンジンが停止したものと考えられた。排気バルブの破断は傘部と軸部の接合部で生じたと考えられ、一部にディンプル模様が見られた以外に破断で生じた痕跡は見られなかった。このことから、排気バルブの軸部と傘部は製造時から外周の数点と内部の一部だけのわずかな領域で接合がされた不十分な状態であり、強度が不足していたために、破断したものと考えられた。