スキー板
受付番号:30052
目的
スキー板を使用していたところ、スキー板が曲がった。曲がった原因を調べてほしい。
テスト結果の概要
苦情品は折損した板のつま先側のビンディングに亀裂がみられ、固定プレートが破断していたことから、何らかの原因でスキー板のビンディングよりも前側に上向きの大きな力を受けて、板がビンディングのねじ止め部で折損したものと考えられた。さらに、曲がった板によりビンディングが持ち上げられ、ビンディングを固定していたねじが浮き上がり、ビンディングと固定プレートも破損したものと考えられた。なお、板が折損する前にビンディンがねじ穴かから浮き上がった場合は、ビンディングに亀裂や破断が生じるような大きな力がかからず、苦情品のような破損状況にはならないものと考えられた。苦情品は、苦情同型品や参考品に比べて小さな荷重で折損し、その荷重の差は1〜2割程度であったが、実用上で問題が生じるほどの強度不足かは判断できなかった。