椅子
受付番号:28151
目的
背もたれの角度が調整できる椅子を使用したところ、背もたれの支柱が折れてしまった。強度に問題がないか調べてほしい。
テスト結果の概要
苦情品は、背もたれの荷重により座面フレームの溶接部付近に引張応力が発生する構造となっており、使用過程で加わった荷重によって溶接ビード端部に沿って亀裂が生じ、繰り返し荷重が加わることで亀裂が進行し、最終的に破断に至ったものと考えられた。また、新品ではないが、苦情同型品を用いた背もたれ耐久性試験において苦情品に類似したフレームの破断が確認されたことから、強度に問題があった可能性が考えられた。なお、苦情品及び苦情同型品が送付された時点では、家庭用品品質表示法で定められているタグや下げ札等の表示が見られなかった。