独立行政法人国民生活センター

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[2016年3月:公表]

自転車

受付番号:27117


目的

中古フレームに販売店で組み立ててもらった車輪を自分で取り付けたスポーツ用自転車で、下り坂を走行中に振動が発生し、すぐに自転車ごと前転して骨折した。車輪の品質と転倒した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

転倒の原因として、(1)走行中にリムの変形(ポテトチップス現象)が発生した、(2)何らかの原因でクイックレリーズハブの固定が緩み、前ホークつめの突起が削り取られていたため前車輪の取付けが傾き、前ホークと接触してリムの変形が発生した、のいずれかが推定されるが、リムは既に変形していて事故時のスポーク張力は不明であること、フレームから前車輪が外され、さらに前車輪からタイヤも外された状態で提供され当時の取付状態が不明であることから、原因の特定には至らなかった。なお、苦情品と同型のリム、ハブ、スポークとニップルを入手して車輪を組んだところ、スポーク張力はJIS規格の規定値を満たしていた。