ボタン電池を使用した商品に注意(報道発表)
目的
PIO-NETには、ボタン電池を誤飲した、あるいは誤飲しそうになったという報告が寄せられていた。玩具では、玩具安全基準(ST基準)により電池ぶたの構造について、一定の安全性が担保されているが、それ以外の商品については、規格基準がない。そこで、「家庭内でボタン電池が使用されている商品」の電池室のふたの構造などを調査した。
テスト結果の概要
体温計やリモコン、キッチンタイマー等について調べた結果、ねじ止めなど工具を使用しないと電池ぶたを開けることができない構造のものがある一方で、工具等を使用せずに電池を取り出せてしまうものもあった。フローリング床への落下試験を行ったところ、高さ30cmからの落下で4銘柄、高さ138cmからの落下で5銘柄の電池ぶたが開き、電池が飛び出した。誤飲等に関する注意表示は、全体の約7割の銘柄に記載があったが、誤飲によって化学やけどを引き起こす可能性があるなど、誤飲時の危険性に関する注意表示は、全ての銘柄に記載がなかった。
公表年月日
2014年10月30日