独立行政法人国民生活センター

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[2013年8月:公表]

紳士ズボン

受付番号:25038


目的

綿100%の紳士ズボンを初めて着用したところ、両足の大腿(だいたい)部が赤くなりかゆくなった。再度着用したときも同様の症状が現れ、接触性皮膚炎と診断された。商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品について、ホルムアルデヒドの含有量を測定したところ、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律施行規則」に定められている基準値を下回っていた。また、溶出成分を調べたところ、イソホロンジイソシアナート、フタル酸ジブチル等が微量検出された。これらはアレルギー性の皮膚反応を起こすおそれがあることから、原因となった可能性が考えられた。今回の症状がこれらの物質によるものかについては、医療機関でパッチテスト等により確認する必要がある。