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[2007年9月3日:掲載]

指定外のタイヤ装着で発火したフルタイム4WD車

 購入後約6年、8万キロ走行のフルタイム4WD車(常に4輪に駆動力を伝えて走行するタイプ)で高速道路を走行中、車の下から煙が出ていると他の車に知らされ、路肩に停車し車の下を覗いてみると、火が出ていたのでロードサービスに連絡すると共に消防車を呼んで消火した。1年前に車検を取ったが、整備業者は1〜2ヶ月以内のトラブルなら対応するが、1年過ぎたものは使用者責任だと言い、責任はないとして対応を拒まれた。

(30歳代 男性 会社員)

アドバイス

 出火原因を特定するため、車の状態をチェックする必要があります。フルタイム4WD車の場合、4輪とも同じサイズのタイヤを装着していないとギアに負荷がかかり、摩擦熱が増加して発火に至ることがありますので、装着されていたタイヤを調べたところ、1本のサイズが指定のものと異なっていました。

 1本だけサイズが異なるタイヤが装着されていた理由を調べてみると、1年前に車検を受けた際、タイヤのうち1本が摩耗していたため、そのままでは車検に受からないので、整備業者が手持ちタイヤをとりあえず取り付け車検を通し、ユーザーに引き渡す際「後で正規のものに交換するように」と説明していたことが分かりました。

 またこのユーザーは、新車購入時より車検だけは受けたものの、12ヶ月ごとの法定点検を一度も受けずに使用していた事も分かりました。

 使用車両の状態をベストに保つのはユーザーの責任です。法律で定められた12ヶ月点検は必ず受けるとともに、日常の整備・点検も欠かさないように努めないと、いざトラブルが発生したとき、整備業者の責任を追及するのは、難しい場合もあると助言しました。

コメント&解説

 車検時には、整備業者と車の状態について十分情報交換し、引渡しの際に整備業者から指摘された事項等には、特に注意する必要があります。また、その車両の駆動方式などにより、特に注意を要する場合もありますので、取り扱い説明書を読み返してみるものいいでしょう。

 また、タイヤの空気圧が不足している場合は、タイヤに摩擦抵抗が増大しタイヤが異常発熱を起こして剥離(セパレーション)やコード切れの原因となります。高速道路で気付かずに高速走行をしていると大惨事になりかねませんので、高速道路に入る前にはタイヤ空気圧のチェックを行いましょう。タイヤ空気圧の不足は燃費にも大いに影響しますので、月に1度はタイヤ空気圧のチェックを心掛けたいものです。指定空気圧は運転席ドア等に表示シールが貼ってありますので、指定空気圧に調整しましょう。


※当相談事例は2001年11月に掲載し、一部加筆・訂正を行い、再掲しました。



ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。